僕の肉体が家だ 僕の心が柱だ 玄関と言えるものはない 360度・・・玄関だ こんな球体の家に 誰が訪問して来るんだ? 救心にたどり着けるひとはいるのかな
突きつけられた 時代の断層 世代のズレ 肌感覚の麻痺 あなた方にとっての 当たり前の思いと行動が 僕には 理解不能であり ?の連続であり 修復作業は 不能であり 無意味であり なんの意義もない これが 時代というものか これが 世代というものか 乾ききった 砂漠の中の 一つかみの草に 目を向ける若者は だれもいない
ひとり 一人 独り 究極は 自分ひとりだよ ただね その境地に行くまでの世界が この世の中〜娑婆だからね 何もかもが ごっこ になっちゃうからね 飽きて 疲れて 何もかも投げ出したくなるんだよね そこまで考えない人たちは 果たして しあわせ と言えるのかな
あてもないのに 追いかけて 曲がり曲がって 彷徨って だれか 振り向いて くれたなら 立ち止まることが できたのに 夢の中で こころの奥で 捜してた おもかげ せめて 声が 聴こえたら この身を すべて 投げたのに 涙の滴が 渇くまで 俯き俯き とぼとぼと だれか 受け止めて くれたなら ふかい眠りを もらったのに 風の中で 雨に打たれて 求めてた おもかげ せめて 影でも 見えたなら かぎりの 声で 呼んだのに
無視すれば無視されることを怖れてはなりません 拒絶すれば拒絶されることを怖れてはなりません 要は・・・ その分岐点の見極めです 一時的な感情を排して 取捨選択の見極めです 人の心は冷酷だ 絶対的自分が全てを差配する もう一人の善なる自分が居たとしても 数倍の厚みを持った偽善の仮面の前では か弱き善根は押しつぶされる 死んだふりをしよう 泥に塗れたうつ伏せの姿で 眼力だけは失うまい 呼吸を整えよう あの照準を逃すまい
人が 動く と書いて 働く と読む そうか そういうことか
言葉を 文字通りに受け入れるのか その裏の心理を 逆説的に推し量るのか そんなこちら側の揺れを 真っ向から打ち消すような まったくストレートな 意思表示だったりして お人好しとは こういう奴を言うんだろう 割り切りとは そんな貴方の代名詞なのか 涙を堪えて 振り向いたビルの陰に 鋭くも優しい眼差しを感じて 僕は絶句した
いつも貰うばかりじゃ 申し訳ない 十に一つは お返ししなきゃ 「時には わたしに 愛をください」 って歌っていたころが 懐かしい 受け身の側の 心の隙間は 与える側の あなたにとって 暗く淀んで 見えたことでしょう その暗い螺旋の渦を 明るく転じる想いを 失せさせたのは 鈍感そのものの 僕でした
いろんなことがあるさ いろんなひとに会うさ 僕はそれらを みんな真面に受け止め過ぎるのかな くだらないこともあるさ 情けない奴らもいるさ 僕はそれらを なぜか無視できないんだよな 感化しようとか 立ち直らせようとか そんな大それたことは思っちゃいないさ ただ・・・ こんな男もいるんだぜ って言いたいのかな 僕は・・・
挫折の時こそ 学びのチャンス 隠遁のなかで 過去を省み 未来を模索する 成金的成功者は 哀れなり 運と時代に 責任をなすり付ける 世間の喧騒のなかに 真実の声を聴こう 滴り落ちる雨粒に 石を穿つ力を貰おう
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