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四面楚歌

あっちを向いても

こっちを向いても

眼に

言葉に

棘がある

他人と言わず

身内と言わず

まったくの四面楚歌

孤立無援

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じっくりと

簡単に



人を見限るなんて



俺はイヤだね

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キャッチ

待っています

耐えています

見据えています

超えた先にあるものを

かならず

キャッチできると

信じていますから

そして

決して手放しません


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落 葉


常緑樹と落葉樹と

どっちがいい?って聞いたら

きみは即座に

落葉樹!ってこたえたね

なぜ?

だって変化がないって

つまんないじゃない



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ヘッドライト

暗闇を恐れまい

目隠しされたと覚悟すればいい

心の灯りを

ヘッドライトにして

雄々しく

悠々と

腕を振って進もう

それはまるで

髪をほどいたきみが

振り向いた時のように

眩しくて

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黒い宿り木

きみはどこでどう俺を見間違えたのだ
もう五年も光を拒絶し
暗闇の中に溶け込んでしまおうかという俺なのに
この真っ暗闇でも
君は俺が見えるというのかい
ほんとうにへばりついてきた
共倒れだぜこの野郎・・・

死滅したはずの過去が
巨大な水滴となって
砂漠と化していた
俺の瞳を濡らした
ただの黒と思っていたのに
その中に
俺は強い生きた黒を見た
澱んでいた色彩が
暗いメロディーを奏で
やがて混沌の心臓そのもののように
強烈なビートで枹が躍り出した

慈愛に満ちあふれた無知なる男
回生の魔力を持った神業師くん
君は黒い宿り木よ

      (50年前の作)
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ベテランの味

サック サック

お百姓さんが鍬を振る

このペースが大事だな

急がず、焦らず

「精が出ますね〜何が植わりますか?」

「ネギですわ」

ぼくより十は上かな

ベテランの味

赤とんぼが畑の上を飛び回っている

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初秋

雲が流れる

微風が吹く

坂道の木陰は

天然のクーラーだ

眼下の畑で鍬を振る

老人の麦わら帽子が揺れる

「昨日は、待望の雨でしたね」

「いやぁ・・・ありゃ降りすぎだ」

「・・・・・・・・・・・・・・」


赤とんぼが

せわしく舞っていた

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心の痒み

変に構えないで

描こうと思えば
描けばいい

書こうと思えば
書けばいい

スケッチブックはどこだ
原稿用紙はどこへやった
4Bの鉛筆
青いインクの万年筆

なにかしら
むずむずする
心の痒み


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午後の職員室

  午後の職員室


あなたよ
まぶたをやさしくつむりなさい

そうしてしばらく
もういっぺん眼をみひらいた時

眼のまえのもの
みんな
いっせいに
いきいきと
あなたに与えられるでしょう

ふりこぼれる陽光

机に鼠色のかげをつくり
ひからびてしまった朱墨のビーカーを透かし
なんのために置いてあったのか小さい盃
インク瓶
糊瓶
紙箱
あらゆるものにふりこぼれて
ささやかな存在のそれら
みな
ふかぶかと
やさしい姿に輝きわたるではないか

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