肌を焼くような 強い陽射しを浴びながら 君は帽子も被らず とぼとぼと歩き去ってしまった さっき見た君の瞳の輝きは幻だったのか
心は飛ぶ ドローンの如くに 大空を飛翔する 君と約束したあの場所は もう名残さえも消えてしまったのだろうか
さあ! きみは今もって 成長し続けているか 停滞していないか 沈滞していないか 沈殿しきってはいないか 過去のブログ
磯の香は懐かしく うら寂しい 母と繋がるから 浜辺に引き揚げられた手漕ぎ舟 沁みついた魚や貝の臭いに重なって 母の普段着の匂いが蘇る
動けないのではない、動かない 絶句ではない、黙考 何のこれしき こんな時こそ 静かに、燃えるのだ
近視眼的だけに 生きなさんな 遥か遠くだけを 見なさんな 絶妙の混合眼
そっと 咲く 人知れず 花ひらく 慈雨に感謝して 恵みの陽光を浴びて そっと 咲く
ただありのままの君がいい その澄んだ声が耳奥に木霊する 眩しそうに見上げる眼差し 肩に触れようとしたとき 君はするりと通り抜けてしまった
歩いて行こう このままゆっくり 歩いて行こう 背中を押されるんじゃなくて 向こうへ吸い込まれるように
ジンーといたい手術の傷跡 すっかり忘れ去っていた 宿命感が湧いて 妻と子の深い寝顔 電球の灯をじっと見入っている時間
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