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「知って、行わざる罪」

これほど大きいものはない。

何も知らなければ(教えられなければ)出来なくても仕方がない。

しかし・・・

道を教えられて

それを実践実行しないのは

学びの徒として最悪である。

きみは何を学び、何を実行したのか?25.11.20-1.jpg

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ガムテープ大作戦

洗濯物係の僕にとって、この季節・・・嫌なことがある。

それは<カメムシ>

取り入れの時、叩くのを怠ると

シャツの中とかに、彼らは巧妙に潜み隠れている。

安易に触れると、耐え難い悪臭を放つので

あれこれ試行錯誤の結果、僕はいい方法を考え出した。カメムシ.jpg

それは<ガムテープ大作戦>

ガムテープを20センチくらいに切っておいて

あまり俊敏ではない彼に覆い被せる。

そして両端を合わせて、押しつぶさないように包み込む〜これで完了。

あの悪臭は、彼ら自身にとっても有害であるらしい。

密室?のなかで、自ら発した悪臭でご臨終というわけだ。

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背景の記憶(147)

学生街の小さな公園のベンチで

いつも君が先に待っていた

ふたつ手前の角を曲がった時

急に両手を広げた君が現れて

僕は驚いた

あなたに決まってるでしょ

とでも言うような自信たっぷりの笑顔で

君は僕の手を握りしめた25.10.28-1.jpg

クラブの帰り道

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読唇力

耳の不自由なひとが

鋭い読唇力を身につけるように

目の不自由なひとが

驚くほどに周囲の察知能力があるように

人間には、失なわれたものを補う

計り知れないパワーが潜んでいるようだ

      (映画:Dearフランキー)
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子供だから・・・

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父の孤独

親子だから・・・似ているのかも知れない。

あれは、父が今の僕くらいの年齢のころだったのかな。

父は和室の柱にもたれて、両膝を抱え顔を埋めていた。

何か悩み事でもあったのか、得意の俳句でもひねっていたのか?

久しぶりに寄った我が家(帰った〜とは言えない事情があった)。

僕はなぜかそんな父に声をかけられなかった。

当然の結果ではあったが、我が家に僕の部屋はなかった。

家出息子のご帰還は、歓待を受けるほどのことではないと分かってはいたが・・・。

そっと見上げた玄関の壁に、父の書いた大きな額がかかっていた。

『雨に濡れて 独り 石がゐる』

だれの詩の一節だったろうか?

父の心境のように思えて悲しかった。

母が逝き・・・継母が来て・・・兄姉が家を出て・・・兄が精神を病み・・・

自身が大病を患い・・・僕が・・・

父を主体とした眼からして、それらはどう映ったのだろうか?
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悲しき習性

人間は悲しいもので
何か注意を受けるとき、「いいか、みんな!」と言われても
なかなか自分のこととは受け止められない。
「わたなべ!おまえのことだ!」
具体的な名指し〜これで初めて・・・ハッ!とする。

自殺者まで出るスポーツの世界でも同じだ。
いわゆる<怒られ役>も、時には必要なわけで・・・
周りの者が「そうか・・・俺も気を付けなくちゃ!」
となる。

「人のふり見て、我がふり直せ」の諺もある。
この段階で修正ができれば大したものだが
なかなかそうはいかないのがこの世の中である。25.10.19-1.jpg

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若さの秘訣

仕事の現場が近かったので、Yさん宅にご機嫌伺いで行ってみた。
もう来年90歳というおばあちゃんだが、口の方は相変わらず達者で高齢を感じさせない。

昔(30年位前まで)小料理屋を営んでいた人で、ズバズバものを言う明るいお婆ちゃんだ。今もその雰囲気が残っていて話していて楽しく飽きない。

台所のちょっとした不具合を直してあげて、お茶をいただいているとき、昔話が出た。「K大学の総長さんやM製作所の社長さんや・・・えらいさんも結構来てくれてはったんやで〜」

「Yさん、その性格やから・・・みんな安心して息抜きに寄ってたんとちゃう?」
「そうかもなぁ・・・そんな人らにでも<ちょっとこれ、隣に渡してんか>って遣ってたわ(笑)」

なんとなくわかるような気がした。ビジネス絡みで緊張しっぱなしのお偉方が、ふっと安心する母親みたいな空気に寄ってきたんだと思う。

「それにしてもYさん、いい時代にお店やってたねぇ〜」
「ホンマや・・・ええ時代やったわ。今では考えられへんわ」
「Yさん・・・そういう裸の接客をしてきはったから〜若いんやわ」
「そうかなぁ・・・そうかもしれへんなぁ・・・」
Yさんは昔を懐かしむような表情で、また僕にお茶を入れてくれた。25.10.15-2.jpg

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レインボーブリッジ

端から端まで・・・

これほど大きな虹は、久しぶりに見ました。

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<虹の彼方に>

メロディーが聞こえてきそうですね。

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白日の夢・・・

先輩女史Oさんはデパートの若々しい売り子で登場したし

商社の営業マンT君はなぜか旅行会社の添乗員だった。

僕は行ったこともないカトマンズの空港に降り立ち

見上げた空には大小二つの月がさも当たり前のように浮かんでいた。

こりゃあ・・・小説の場面だな・・・そう思った。

<月光の東>や<1Q84>の断片がごっちゃまぜで

まるでスライドショーのように展開した。

僕は何かを(誰かを)追いかけているようにも思えたし

また何かに(誰かに)追いかけられているようにも感じた。

対象物(者)がはっきりしそうな際どい場面で目が覚めた。

寝返りを打ってぼんやりと眺めた夕刻の空には

下弦がかった半月が白くぼんやり浮かんでいた。25.10.14-3.jpg

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何も教えを受けないで、為すべきことをしない人よりも

ちゃんと教えを受けていながら、何もしない人の方が

はるかに罪が重いということに、私たちは気付かねばなりません。

<知って行わざる罪>と言いますか・・・

なかなかこの認識は難しいことです。


この溢れる情報社会で、様々なジャンルの知識を持っている人たちは

無数と言っていいくらい沢山いますが

その一つでも実践実行に移して、体現・体得する人は稀です。

そして、その個人が組織ともなれば事は重大です。

組織は外圧で壊れるよりも、内部からこそ壊れゆくものなのです。225.10.12-1.jpg

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