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青い月

     ♪青い青い 月の下で
      君に告げた 愛の言葉
      好きと云われ 好きと云った
      あれは夢か 遠い夢か

      青い青い 月の下で
      君は誰と いまは暮らす
      僕にもどれ 君よもどれ
      みんな夢か 遠い夢か

………………………………………………………………………

湖の干拓地、区画整理が施され、道路や跨線橋か出来た
 
車も通らず人も通らない、街灯だけがあかあかと点っていた

暗闇を作る跨線橋の下が、僕たちの逢瀬の場所だった

許されたわずか十分足らずの逢い引き 

鮮やかに甦るはるか遠い昔の青春

posted by わたなべあきお | - | -

木霊

「母性愛欠乏症」と自虐的な自己診断による病名をつけた僕ではあったが、

それは一方で、僕なりの甘えの構造であり、僕なりの殻破り方策でもあった。

方策化された異性への繋がりに、堪らなく嫌気がさして、孤独の貝殻に閉じ籠った

数年間もあった。また一方で、男ばかりの土方的仕事に没入して、生身の男磨き?を

試みた時期もあった。

それらの混合体験が今の自分を形成したのかも知れない。

その時には自覚できていなくても、後から省みれば、それこそが男磨きであり、

人間形成だったのだと思う。そしてまたしても出逢った人たちすべてが残した

「どうしてそんなに苦しい方へ、苦しい方へ行くの?」の言葉が心の中に木霊する。

posted by わたなべあきお | - | -

死の意味

「近しい人の死の意味は、残った人がしあわせに生きる以外、何もない。」

人の死は、残った人に、ひとりで生きることを教えてくれる。

それを通過すると、その人は少しだけ強くなり、以前よりも美しくなっているはずだ。


       【伊集院 静】

posted by わたなべあきお | - | -

ダブルパンチ

時を得て、草花が一斉に芽を出し、花を咲かす。

それを助けるかのように、適度な時期に適度な雨が降る。

自然とはそういうものだろう。

しかし、東北では極度の小雨と乾燥で、山火事が広がっている。

地震とのダブルパンチで、海岸からも山からも追いやられる。

逃げ場の無いダブルパンチだ。

災害列島~日本と言われて久しいが、これがこの国の宿命が。

大きく捉えれば、地球は刻々生きている。

地球の呼吸、地球のくしゃみ、地球の涙、地球の屈伸……

人間は蟻んこよりも儚い存在だ。巣は焼かれ蹴散らされ押し流される。

それでも彼らがまた巣作りを始めるように、人間もまたコツコツと

再建の道を歩む。宿命の中の葛藤と再生。

posted by わたなべあきお | - | -

ちぎれ雲

     ♪ちぎれたあの雲
      見るたびに思うよ
      君と僕と摘んだ
      小さなすみれの花
      愛らしいえくぼと
      白いすみれの花
      胸に焼きついてる
      過ぎた日の思い出よ

      ちぎれたあの雲
      飛んでゆくその日は
      君の澄んだ瞳
      長くて黒い睫
      思いだし一人で
      丘の道を登り
      雲に向かい叫ぶ
      君だけが好きだよと

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修学旅行のバスの中で歌った
 引っ込み思案の僕のことだったらから
 少なからず驚きの声があがった
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 こんな習性?は、大人になってからも変わらない
 カラオケのマイクを通してしか
 心を打ち明けることができない僕だった
 それは…「青春時代」「逢わずに愛して」
 「時代おくれ」「浪花恋しぐれ」
 「悲しみは雪のように」「逢うたびに君は」 
 「そっとおやすみ」etc.
      

posted by わたなべあきお | - | -

形見

たいていのことは我慢してきた。

わがままを言ったり、利己的になったり、

人を傷つけたり、感情の起伏を人に見せたり、

いたずらに逆らったりせず、

できるだけにこやかに、温厚に、

他者とぶつからないように生きてきた。

それがおかれた立場の最善の処世術であるかのように。

自意識が芽生えたころには、継母がそばにいた。

しかし僕の心の中までは、決して入ってはこなかった。

裏を返せば、僕は幼くして鎧を身につけていたことになる。

それは自らが身につけたわけではなく、

実母が形見のように着せかけたものだっのだ。

posted by わたなべあきお | - | -

紙一重

「私はまともだ」「私は正しい」と殊更に言う人は異常である。

そういう病気である。

精神の境は紙一重。

薄い紙一枚の裏表。

当人は気付かない、気付けない。

言われても激しく反論する。

これは手に負えない。

posted by わたなべあきお | - | -

最下段

同様の体験をしても、その人個人個人の受け止め方によって

その後の進展は、千差万別である。

前進もあれば、後退もある。

上昇もあれば、転落もある。

物事を如何に受け止めるか…

自虐的かもしれないが、

僕は、最下段まで落ちて、後は昇るだけ…の道を選びたい。

posted by わたなべあきお | - | -

祈り

唐突に途絶えた音信に、他ならぬ事態を連想して

僕は戸惑いを隠せない。

いつの時代も似たような経験をしてきたけれども

さすがにこの年齢になれば、

あれこれと策を講じる手立ては無い。

人は様々な環境で様々な事情を抱えて生きている。

それこそが人生なんだが、

願わくば、知り合えた人たちみんなに幸せであって欲しい。

障害を乗り越えて欲しい。

そして、いつの日か…

悦びの乾杯をしよう。

posted by わたなべあきお | - | -

千年の古都

京の都は静かである。静かなこと極まりない。

あの華々しい桜の季節が終わり、花水木やツツジやモクレンなどが

追いかけ、やがて新緑の山々が生き生きとその姿を現す。

煙る黄砂を強い風が吹き払い、山々の稜線が青空を背景に鮮やかさを増す。

まさしく【千年の古都】程よい賑わいと眠るような静寂のバランス。

そんな安住の地でありながら、なぜあのような痛ましい事件は起こるのか?

北の大地や東北の地の揺れに思いを馳せれば、この平穏を少しでも

分けてあげたい思いに駆られる。

posted by わたなべあきお | - | -

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