あなたはまるで かきつばたの一輪挿し 暗闇の中でも スポットライトを浴びたように 凛として、しゅっと咲く 僕が京都に来た時 誘った叔母は華道と茶道の師範で 僕も半ば強制的に教えられた 流風は清楚そのもので 僕の感性とも合致していた それは人間(女性)をみる心とも相通じたものだった
夢は現世の願望か それとも 過去の哀切か 現れ来る笑顔に歓喜し 哀しき横顔に涙する
やられたら・・・ 僕はやり返さない 自業自得も見届けない いつか咲くであろう 花の芯を見届けよう
果てしない砂浜に 一つの宝石のような石を見つける これは人間界を象徴している 一人の宝石のような人と巡り合う そのチャンスを得た悦びと感謝と
振り向かない 追いかけない 今を生きる 背一杯 集中して
怒りを、憎しみを 愛のフィルターで沪過して 沈殿物は凄まじい悪の黒い塊ですから 温かい心のマッチで 燃やし尽くしましょう
都会のオアシス それは・・・あなた 雑踏の中の静寂 それも・・・あなた 僕はやすらぎの中で眠る
あなたが呼び止めてくれた と思ったのだが やはりそれは勘違いで 僕の想いの中の偶像が あなたに化身させたのでした
電話ではなく メールでもなく 手紙をください 待っています 人生の恋文
漲る力を すべてあなたに 捧げましょう 持ち残しても 焼き捨てられるのですから
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