湖の干拓地 車の通らない跨線橋
独りぼっちの街灯 夢の影
わずかな時間の 待ち合わせ
言葉はいらない
ただ寄り添い 手を握る
あの遠い日の涙は
明日への希望ではなかったのか

高校二年の時、進学校の得体の知れない圧力に屈して、僕は登校拒否になった。自宅は出ても学校の近くのばあちゃんの家に行くようになった。ばあちゃんは問い詰めるようなことは一言も言わず、「カルタ(花札)しょうや」と言って遊んでくれた。僕にも分かるようなイカサマだったが、僕はそれもまた嬉しかった。あの数ヶ月が無かったら、僕は出口の無い暗闇に入り込んで行ったかも知れない。