ジンーといたい手術の傷跡 すっかり忘れ去っていた 宿命感が湧いて 妻と子の深い寝顔 電球の灯をじっと見入っている時間
身体に備わった 支配力の喜びに 幼児はずんずん 石垣を登っていくのだ 振り向きもせず
ひっそりと 一本の葦になれ 秋夫! 一本の太い幹になれ 秋夫!
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