失恋は多いほど肥しになると言うけれど
それは後になってから言えることであって
正にその瞬間は絶望と悲しみのどん底にありました。
それにしても、僕をふった(結果的に)女性たちは
大人だったなぁ〜と思う。
僕の後遺症まで心配してくれたんだからな。
さりげないフォローと言うか、薬(?)の処方と言うか
気配りが細かすぎた。
さて、僕個人で振り返れば
子供だった(幼かった)の一言に尽きるのだが
それを早く逝ってしまった母の所為には絶対にしたくない。
大方の人たちが持ち合わせている大きな何かが欠けた存在
しかし、むしろその欠落部分が僕の最大の宝物
そう思えるようになったのも、随分時が経過してからのことだけど・・・
この歳になって
「グッバイ青春」とはなかなか割り切れない自分がいる
大切な宝物
己の中核を構成しているもの
恋の結晶ならぬ失恋の結晶が
今も心の憶測でチラチラと燃えている
貴女の心に同じ灯はありますか?