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宝刀

何を言われても仕方がない

僕は反論せず

ただ黙して語らず

それをまた理由に

銃口が向けられ

引き金が引かれ

銃弾は心臓を突き抜ける

「空砲だよ」と陰に籠った笑い声が聞こえる

でも、僕の心には穴が開いたままだ

僕の再生能力は、もう限界を超えている

言葉遊びの延長と考えているかもしれないが

そんなレベルの話じゃない

僕の宝刀〜無言の術は

いつの日か

あなたのなかの、黒い塊を打ち砕く


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posted by わたなべあきお | - | -

再会

人間の記憶というのは、曖昧なものだなとつくづく思う。

歳のせいでもないだろうが「背景の・・・」で、過去にも書いたことを再度書くこともある。

その内容を比べてみると、微妙に違いがあるのがわかる。

過去の事実も、時とともに変形してゆくものなのかもしれない。

個人的体験を題材にした小説が、時に色濃く脚色されて行くのに似ているのかもしれない。

僕は、甘いと言われるだろうが、基本的に人間〜性善説派だから、あまりひとの悪口を書くことはないのだが、同じことを相手がどう捉えていたか、どう感じていたかは、これまた別の問題なのだろう。

異性であれ、同性であれ、今この年齢になって、ともに酒を酌み交わしながら語り合うことができたなら、どんなに嬉しいことだろう。

でも、そう思う人たちの中で、あのひともこのひとも・・・もう逢うことのできない人がいるというのも悲しい現実だ。もちろん音信不通の人もいる。所は知っているけどこちらから語れない人もいる。

結局はまた、この半バーチャルな世界で再会するしかないのだ。

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posted by わたなべあきお | - | -

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