「刑事さん、私のような者がこんなことを言うと笑われるかも知れませんが、
いまは政治家にしろ官僚や企業人にしても、人一倍貪欲なくせに、それが当然だと
いうふうな顔をしている。他人を平気で陥れながら、自分が関わった事件が発覚
すると他人のことはどうでもいい、自分だけが逃げようとする。さもしいですね。
日本人は責任の取り方を忘れたのでしょうか・・・」
「いまは真面目に働いている者が馬鹿をみる世の中です。住専にしても、薬害
エイズの問題にしても、東京都庁や北海道庁、さらには学校教育の現場まで
裏金が使われています。」
「金に苦労していない者が、湯水のように税金を使って金を使える時代です。
それに比べて、一般中小零細企業はどんなに努力しても、苦しい経営強いられて
いるのが現実です」
捜査一課・桐生恭介 「屍薬」
誰かが言っていたように
宿命は変えられないかもしれないけど
運命は、自分次第で切り開けるんじゃないかと・・・
それに、どっちがどっちだか、やってみなきゃわからないでしょう?
やらないうちから、これは宿命だって決めつけるのは卑怯じゃないかな
よく、これがだめなら次のこれって云うやつはわんさといるけど
ひたすらこれに拘って、付き合いきるっていうのも大事なんじゃないかな
ほとんどの事柄は、あと一息ってとこで避けてきたんじゃないかな
もちろん、見極めが大事っていうのもわかるけど
下手に付き合って共倒れっていうのもわかるけど
それは、相手に他力に任せすぎなんじゃないかと思うのさ
自分が主流になる
自分の周りを巻き込んで行く
そんなパワーが求められてるんじゃないのかな
