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秋桜

君はコスモスが好きだと言っていた

だから、この季節になると、僕は行く先々で

無意識のうちにコスモスを探す習性が身に付いてしまっていた

もうあれから随分と時が過ぎてしまっているというのに


郊外にある建設現場に着いた時、隣が一面のコスモス畑だった

僕は躊躇なくスマホのカメラに収めていた



花言葉は色によってちがうらしい。調べてみれば

白〜優美・美麗  赤〜乙女の愛情  ピンク〜乙女の純潔 etc.

どれも彼女にピッタリの花ことばだ


短いメッセージを添えてメールした

年に二、三回のことだ

誕生日とグループ仲間の音信とくらい

即刻で返信が来た

花言葉通り、乙女のような絵文字が添えられていた

変わらないんだな〜

僕は、そのまた返しをできない

しばしその余韻の中に心を埋めていたかった

昔の数々の思い出のシーンの中で・・・

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誠実

ドラマの中で、貴重な役目を果たしている。

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時代性

物事の判断に、時代性は欠かせない。

いや、そのほとんどが時代に組み込まれ、翻弄されていると言っていい。

自身を語れば、やはり僕の時代は昭和だろう。

昭和に生まれ、育ち、もがき苦しみ、喜びを享受し、幾多の別離を体験した。

やせ我慢じゃなくて、苦しみの無い人生は無意味に等しい。

その時その時を達観して生きて来たわけではないが、他人さまから見て

<世捨て人>的志向と行動であったことは間違いないだろう。

常に、もう一人の自分が斜め45度上から監視(?)していた。

それは、僕なりの解釈では、もう一人の自分は<亡き母>なんだと思う。

この世に居なくても、見つめ、監視し、守り、励まし、助け、時に身代わりに

なる。

その僕の誕生日が明日であり、母の命日が明後日だ。32580446_1057188651087364_6384373447035715584_n.jpg

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身辺整理

名優が次々に逝く

ちょっと先輩とは言え、やがて自分も・・・という意識が

鮮明になってくる

生きとし生けるもの、必ず死は訪れる

人は死んでも自分はまだまだ〜という考えが愚かだということを

思い知らされる

それなりの身辺整理は進んでいるか?

いやいや・・・宿題が多すぎる

一件一件、確実に片づけ始めよう

まさに時間がない

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這いつくばって

濃厚過ぎた15歳から25歳までの10年間

その中に僕のすべてが詰まっている

後は付録か?

僕は人生の付録を生きているのだろうか?

脱出、別離、脱出、別離・・・その繰り返し

自分の意志だけとは思えない不思議な力が作用している

彼女の言った「どうして苦しい方へ、苦しい方へ行くの?」は

僕にとっては必然だったんだ

選んだのではなく、課せられた道

そう思えてならない

僕を打ち負かしたと思っている奴は、悲しい道化師だ

僕を助けたと思っている人たちは、見事なまでの脇役だ

それらの上に君臨しようとは思わない

むしろ逆だ

僕は、まだまだ・・・

這いつくばって、這いつくばって・・・生きて行く

遠くに幽かに見えかけてきたトンネルの出口を

この目でしっかりと確認するまで

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想い出の中の貴女

仕事先の貴女の中に、遠い昔の彼女が重なった

生きていれば、目の前の貴女そのものであったでしょう

そんな複雑な想いで会話している私を、貴女は知らない

今日初めて逢ったのに、旧知の友のように感じられて・・・

深くて難解な話をしてしまった

そんな自分の中に、いまでも心の奥底で燻っている自分の本心に驚いた

今日の貴女は、遠い昔の彼女の化身だったのだろうか

そんな複雑極まりない内面の叫びを知らぬまま

貴女は快活に受け答えしてくれた

まるで彼女が蘇ったように・・・

明るく・・・軽やかに・・・







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修行

 自分でも驚くくらい、なにくそ魂が湧き上がってくる

 単なる恨みでもない、反発心でもない、

 この激しいまでの感情は何だ?

 思いやりや親切心と見せかけた・・・

 その心の奥にある優越感が、僕の心を逆なでする

 いや本当は、こんな感情のぶつけ甲斐もないくらいの

 つまらぬ低次元の対象者なのかもしれない

 そしてそれの反応する自分もそれだけの男なのかもしれない

 一端生き抜いてきたつもりだが

 まだまだ修行が足らんということか




 


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ルーツ

わたなべ氏(渡邊,渡辺,渡辺,渡部)の家紋は「三ツ星に一文字」

三ツ星はわたなべ氏のルーツ嵯峨天皇のシンボル。

「わたなべ」の発祥は大阪。

嵯峨天皇の末裔<渡邊 綱>の子孫と言われる。

私は島根県隠岐の島の生まれだが、島と本土を結ぶ隠岐汽船の煙突に

この三ツ星マークがあったのを思い出し、調べてみたら・・・

初代社長が<渡辺新太郎>とあって納得。

更に振り返ってみれば、叔父が回漕店を営み、祖父や一時私の兄が

湾に入ってきた船と島との渡し役をやっていたのを思い出す。

港湾設備(岸壁等)の整う前の時代のことだ。


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最終章

『臨終のことを先に考えていぬ者に…」

誰もが、人は死んでも自分はまだまだ死なない・・・と思って生きている。

癌告知(ステージ〇)最近の医師は非情に見える。

当人に、いとも簡単、事務的に告知する。

「手術・・・無理ですね。肺が無くなってしまいます。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ここからが本当の覚悟というものなのだろうか。

自分が告げられたような何とも言えない空気が漂う。

確かに・・・生きとし生けるもの〜いつかは必ず死を迎える。

漠然としたその日が、明日かも知れないと言われて初めて

人間は{死」を実感する。

これからだ!

未練がないと言えば嘘になるが、これからだ。

これからの日々が人生の最終章を書き上げる。2020.6.10-4.jpg

♪愛した人は・・・

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助け合い

倒れた人を、自分も倒れそうな人が、

起き上がらせようとしている。

その横を、元気な人が、目もくれずに通り過ぎて行く。



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