六十、六十五歳の定年退職者の
一種悲哀の籠った話がテレビで流れている。
まさしく同世代。さて我は?
「生涯現役」は言葉としては響きがいいが
現実はなかなか厳しいものがある。
それなりの覚悟というか諦めというか・・・
守らなければならない家族がいる。
返さなければならないものがある。
家族も含めて優先すべきことは多々あっても
自分個人の優先は赦されない。
家内や子供たちの病院通いの運転はしても
自分のことで病院へ行くことはない。
そのための節制であり鍛錬であり自重であり・・・
最後の砦は逞しくなくてはならぬ。
押忍!
心の中で身構える。
攻めと守りの体勢固め。