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明と暗

今日・防災の日は

父にとっては<亡妻の日>

「末息子の満三歳の誕生日を見届けるかのように必死に生きて・・・逝った」




月は変われど

一日違い

明と暗

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バースデープレゼント

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それでいい・・・

路地を左にまがった踏切の横に、一本植わっている木が、ゆっくりと葉をゆすっていた。彼は、その木が自分と似ているように思えた。なんの木か知らなかった。知りたくもなかった。花も実もつけなかった。ただ日に向って葉を広げ、風にゆれていた。それでいいと思った。花も実もつけることなど要らない。名前などなくていい。彼はその木を見ながら、夢を、いまみている気がした。


                「 岬 」 中上健次


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おめでとう!

この春に離婚した友人(女性)が話したことなんだが・・・

彼女のある友人と十数年ぶりに、偶然街で会ったらしい。

その第一声が「見違えるほど明るくて元気そうね〜!」だったらしい。

その後、「何か良いことあったの?」「ご主人は?」と、矢継ぎ早の質問。

「実は・・・別れたんです。息子も大学卒業して就職できたし・・・」

それへの反応がすごい!

「わあ〜、おめでとう!」

「?????」

「あのひと〜変わってたもんねぇ〜」

どう反応したらいいのか〜ちょっと困ってしまったらしい。

分かるような気もするけど、ちょっと複雑だな。

今日の若い世代のことを思えば、よくここまで我慢した・・・というのが

正解だろう。

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将棋

天才藤井君に刺激され、将棋アプリにはまっている。

「覚えたて」は、全勝で突破したが

「レベル0」で、もたついている。三回に一回しか勝てない。

それも「待った」を多用しているから、実質全敗に等しい。

将棋は幾つくらいの時に覚えたのだろう。

やはり小学生の頃だろうな。

守りだけでもダメ、攻め急ぎもダメ

せめて五手くらい先を読みたいところだが

ここで性格が出る・・・

修行が足らん!出直して来い!29.8.23-1.jpg

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・・・とは言いながら

・・・とは言いながら

冷静に考えてみたのです

やはり、これは自分の裏返しだ・・・と

鏡だ・・・と

自分の心が映っている

それが跳ね返ってくる

そう思えば

自分を改めるしかない

逆恨み、犬の遠吠え・・・みっともない

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馬耳東風

自分がやられた苦い経験があるからと言って

逆の立場になったときに

それと同じことをやるっていうのは・・・

僕にはできないな

たとえ通例、慣例であったとしても

僕にはできないな

僕なりと色と形でやるだろうな



こう言ったって

きみには理解不能、馬耳東風

だから言わないだけのこと

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清流

 明確な返済日を求められて、その裏付けがない時、情けないかな・・・無言の世界へ入ってしまう。それはそれで相手様に失礼極まりないことなのだが、だからと言って当てのない日を口にするわけにもいかず、またしても闇の中に閉じ込められる。

 逆の立場の経験もあったなぁ〜と思い返しても、僕と同じ態度をとってくれる筈もなく、どちらの立場にしろ、自分の曖昧さ、いい加減さが、心に重くのしかかる。

 一つ減り二つ減り、一社終わり二社終わり、終点は近づきつつあるのだが、すぐそこのような距離と時間が、とんでもなく遠く長く感じられる。

 言い訳にも程があるし、雁字搦めになっては、「ええい、どうにでもしてくれ!」と言い放つもうひとりの自分がいる。「投げやりになるな、誠意を尽くせ」もう一人の自分が諫める。精神の混濁・・・まだ客観視できているだけ救いはある。

 他人や他社は、優先順位やランク付けを、非情なくらい至極事務的にやるけれども、それを僕はできないでいる。みんな一番になってしまう。結果・・・みんなが三番四番に繰り下がってしまうのだ。

 切り返し、開き直り、巻き返し、どんでん返し、倍返し・・・言葉にすれば、そんな黒い渦が心の中をかき混ぜる。ゆるやかな清流は何時訪れるのだろうか。29.8.21-1.jpg

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貧乏〜背景の記憶(255)

 小学校時代、総じてみんな貧乏だった。もちろん〜イイ所の子も何人かはいたが、それが羨ましいという時代でもなかった。そんな中でも極端にみすぼらしい子もいたわけで、当然ながら皆から遠ざけられるようになり、やがて登校拒否になりで、先生にしたら悩みの種であったに違いない。

 そんな時先生が「わたなべ・・・〇〇君の家へ様子見に行ってくれ。あまり強引なことは言うなよ。」四年生の僕には、これはやさしいようでかなり難しい課題だった。坂道の中腹にある屋根に石が乗った平屋で、壁はトタン張りだった。ギシギシの引き戸を開けて、暗い部屋内に向かって、「こんにちは〜・・・」と恐る恐る声を発した。返事がない代わりにお母さんらしき女性がヌ〜っと現れた。

 僕はちょっとビックリして、咄嗟には声が出なかった。やっとの思いで「あの〜・・・〇〇クン、居ますか?」と切り出した。「居ますけど何か?」と言われるとその先が続かない。お母さんも普通ではない身なりだったので、僕は怖気ついてしまった。「また学校に来るように言ってください」とだけ言い残して僕は急いで家を後にしてしまった。

 先生にはありのままを報告したけど、何の役にも立てなかった自分が情けなかった。もっと言い方があったんじゃないか?直接顔を合わせるべきだったんじゃないか?心のどこかにへんな優越感めいたものがある自分がとても嫌だった。

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♪あなたが私にくれたもの・・・

もうずいぶん時が経ってしまったね

酔っぱらって

夢のまた夢を

思わず口にしてしまったことだけど

君は真剣に受け止めてくれて

本当に挿絵を描いてくれた

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カッコつけて

詩集なんて言ったけど

残念ながら

それらしい中身は

生まれそうにないね

立場逆転で

君の絵に

コメントを入れさせてもらおうかな

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