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五歳の自立

僕は暗いバス停で待っていた。
家に灯りはなく、その暗さが淋しさを増幅させた。
一台、また一台とバスは停まるが、父は降りてはこなかった。
新しい母には馴染めなかった。
僕が拒絶したわけではなくて、あの人が近寄らなかったのだ。
「あの人」と呼ぶ・・・そこに僕の心が表出されていた。
溜まりに溜まった亡母への思慕。
まだ小学校入学前の僕に、否応なしの自立が求められた。
僕は、とぼとぼと歩き、灯の無いわが家の戸を静かに開けた。
暗闇の中で膝を抱えて、顔を埋めて眠った・・・。
夢の中で、母に逢うために・・・。

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posted by わたなべあきお | - | -

人生登山

童話や寓話の中に、人生の教訓を見出す。

己は対象外人物だと奢る事なかれ。

「アリとキリギリス」「うさぎと亀」etc.

兎角、ショートカットや一攫千金的な方へ走りがちだけれど、まずは地道に

一歩一歩を踏みしめて・・・登山の登り始めのように・・・。

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流離い

  
『修行とは 苦労を楽しむことなり』  (日扇聖人)



 僕の人生の師匠が、父に僕のことを話されたとき、この言葉を用いられたと

後になって聞かされた。「秋夫君は、ずいぶん苦労をしたみたいだけど、そのこと

を口にはしないし、その苦労が身に付いているというか、何とも言えないにじみ出

て来るものがありますね。」と言われたとか・・・。


 もちろん僕にはそれほどまでの意識があるわけでもないし、楽しむなんて言う

領域にも達してはいないのだが、ただ、彼女に「どうしてそんなに苦しい方へ苦し

い方へ行くの?」と言わしめた内容が、それに通じるところはあるかもしれない。

 二十歳そこそこで、そこまで達観していたわけではないけれども、このままでは

甘え人間に落ちてしまうという漠然とした意識があったことは確かだろう。

 人は失うことによって何かを得る。喪失感が大きければ大きいほど、そこから

生まれる希望の光は輝きを増す。大袈裟に言えば、それが己の血となり肉となり

何とも言えない人間の輝きを形成してゆく。これは自分から見て、人生を安易に

捉えて、近道を選んだ人間には掴み得ない宝物だと確信して言えることだ。


 いい年になって、それでもまだ青春時代のような黒い渦の中にいる。でも、また

あの若いころのように、「これが僕に課せられた試練なんだ」と受け止める自分が

いる。「いつも青春、いつも青春、いつも心の流離い」



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金儲け

最大の金儲けは…健康

健康なくして、何事も始まらない

最大の損失は…病気

あらゆる可能性を奪い去り、消失させる

であるならば、肝心なことは日頃の養生、鍛練

現代では、腹六分目と言われているらしい

三日間断食が良いとも

週一の休肝日も…


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リセット症候群

胸のスケッチブックに

4Bの鉛筆で

太く、強いラインを引く

ここは縦線でなくてはダメなんだ

左と右

つまりは、さっきまでの昨日、過去と

これからの明日、未来

人間関係リセット症候群の言葉が浮かぶ

今に始まったことじゃない

僕はずっとずっと前から繰り返してきたさ

後から非難の弓矢が飛んでくる

毒矢であろうと何であろうと

僕の鎧は射貫けない

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遠い昔の想い出

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ふたり

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なまえ

生まれ故郷の村には、同世代で「あきちゃん」がたくさん居ました。

みんな「あきちゃん」なので、必ず屋号を付けて呼びました。

新屋のあきちゃん、常盤屋のあきちゃん、真野のあきちゃん、そして

僕が新宅のあきちゃん。

結婚の何たるかもわかっていないのに、

「結婚したら、ややこしいなぁ」なんて言い合っていました。

僕の命名の言われが、「子供にはもう飽きた。だから・・・」

と聴かされた時には、冗談だとは分かっていても、腹が立ちました。

命名にも流行りがあるようですが、どうも最近の名前には共感できません。

漢字一つの重みと言うか、深さと言うか・・・

それを吟味した命名であるべきだと考えます。

因みに、子供たちや孫たちの名前は・・・

「浩」「俊(すぐる)」「祐子」

「翔(かける)」「愛(まな)」「昂(のぼる)」





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突破口

悲観的に、全面的に、絶望的に、自己責任として受け止めるのではなく

反省と超第三者的に、己を注視すれば、自ずと答えは浮かび上がってくる。

改良の余地は残されている。

其処が救いだ。

じ〜っと溜め込んで、溜め込んで・・・

ひたすら己を注視して、注視して・・・

見出した一点を改める!

そうさ!そこが突破口さ!





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指導者的自分

指導者としての適格

的を射た鋭く厳しい指摘

そして一つは必ず褒める

そうなんだ

僕はそうされて、生きて来た

その段階を越えたなら

自分が自分の指導者になる

つまりは・・・

自分の中の指導者的自分

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