波動

 出会いは時を選ばない

 遅からず、早からずの絶妙のタイミングは稀だ

 そこには苦悩と後悔が待っている

 必要とするはずもないブレーキが踏まれ

 本意に反した別離が執行される

 微妙な距離を保った逢瀬は

 ブレーキかけながらアクセルを踏むようなものだ

 そのアンバランスが快感という人もいる

 僕は違うな

 数少ない経験ではあるが

 僕はテレパシーや波動を敏感に感じ受け止めている

 むしろその世界にこそ真の触れ合いは存在すると確信している
  

posted by わたなべあきお | - | -

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