話してみれば、僕とそんなに年齢は変わらないのだが
ぱっと見には老夫婦に見えた。
鉄板ホーローの浴槽は、表面のホーローがあちこち剥げ落ちて
地の鉄部分が露出してしまって、錆が出ている末期症状だった。
風呂のリフォーム依頼かと思いきや、湯船の水が漏れるので
何とかしてほしい・・・だった。
僕はホームセンターへ走った。
適合するサイズの排水栓を見つけて引き返した。
980円也。
こんな仕事もある。
そう言えば・・・昨日は強制執行された家の修繕工事依頼だった。
元住人は生活保護を受けているお婆さんと聞いた。
時代は、あちこちにこんな影を映し出している。
自分の過ちや失敗を、言い訳と惚けで逃げるのは情けないじゃないですか?
素直な自己申告が欲しかったですよ。
大人社会だから、飲み込んでしまうことも多いし、立場上自分が壁になることも
あるわけですよ。
世の中、何がどう伝わるか分かりませんね。
保身のための言動は、いつか必ずわが身に返ってきますよ。
だから・・・潔く謝るべきは謝って、区切りを付けて、先へ進んで欲しかったのです。
Do you understand ?

(photo by N/Iさん)
えらい違いだなぁ〜と思ったのです。
今日、一枚の礼状が届いた。
差出人のところには、<社長のお名前・内>とありました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
仕事絡みでご迷惑をおかけしたので、お詫びとお礼の思いで細やかながら贈り物を
させていただいたのでした。
なかなか、こんな・・・基本に忠実で、心のこもった文章は書けないな・・・と。
「ずる休みをしていた梅雨空も、今日はやっと心地いいお湿りとなりました。
あじさいの花も、元気を取り戻し咲き誇っています。・・・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あんな人もあれば、こんな人もおられる。
いろいろ見せられるなぁ〜。

(photo by N/Iさん)
現代社会で示される様々なデータ(数字)は、かなり精度が高いようだ。
たとえば・・・病気、結婚・離婚、政治、娯楽etc.
身の回りを見てみれば、癌患者・鬱病・自殺・夫婦別れ・リストラ・夜逃げ等々
テレビや新聞や週刊誌で報じられる内容が、身近なところにも溢れている。
それもかなりの確率である。
(photo by 杏さん)
株高や円安を餌に景気回復を目論む政治も、大型メディアを抱き込んだ作戦である
ことは、すでにバレバレだし、踊るアホがそうそういるわけがない。
たまたま飛び出したかに見える暴言・失言も、実は本心そのもであるわけで、
殊更に大騒ぎすることとも思えない。まともに受けて論を張れば、それこそ
クソどもで片づけられて終わりだろう。
本当に切実なSOSに、救急車は来ない。来てもたらい回しゲーム。
分かり切ったシナリオのように、後ろに霊柩車が待っている。
それが現実さ。