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背景の記憶(191)

相手の心が読めてしまう自分が嫌で

僕はいつも微妙な笑いを作っていた

大方は、それで場を凌げたのだけれど

ごくたまに・・・

そこまでも見透かしてしまう人物がいるのには

僕自身、かなり戸惑った

その人と目と目が合ったとき

「ごめんなさい、何も言わないでください」

と、僕は目で哀願した

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posted by わたなべあきお | - | -

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