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背景の記憶(279)

異性の心を惹きつける・・・ひとつのテクニックを意識した時

ものすごい自己嫌悪に陥った。

そんな自分が堪らなく嫌になった。

人恋しげな・・・物思いに耽るような・・・

そんな演技的なことをする自分が情けなかった。

誰かに指摘されたり咎められたりしたわけでもなく

僕の中のもう一人の自分が裁定を下した。

一種の「人間失格だ」と。

しかし・・・これは本当に堪えた。

いわば自己改革〜そんなに簡単に行くわけがない。

正味、三年を要した。

青春時代の三年は長く・・・キツイ。

でも、それを克服しなければ、本物の自分=男にはなれなかった。

誘惑に負けそうなときもあった。

だって・・・あの手を使えば、簡単に手中に収めることができたのだから。

でも、僕は耐えた。徹底的に耐えたさ。

受け身から能動へというような大転換は無理としても

少なくとも、その中間的といえるのかどうかはわからないけど

自然体、さりげなさ、ありのまま・・・そんな自分を確立できたように思う。

それでも時々、昔のイカサマ野郎が出しゃばり出ることもあるけれど

そいつに鉄拳をくらわすもう一人の自分は逞しく確立している。

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お疲れ様

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大方の人は

自らの打算によって

近づいたり離れたりする

何があっても

終始変わらずに

寄り添い、見守ってくれる人は

稀だ2019.5.4.jpg

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苦労人

自分から

「苦労した、苦労した・・・」

と言う人の話は聞きづらい

折角の苦労が

逃げちゃうような気がするのです

それよりは

人様から

「あの人はそんな素振りも見せないけど、とっても苦労人なのよ」

と聞かされる方が

スッと心に入ってくる

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ははは・・・

「ははは・・・」

あなたに・・・

僕の

「自嘲の笑い」の本質が

解りますか?29.11.26-5.jpg

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一人称







私 


我 


どれが自分にしっくりくるのか?

やはり、僕の場合・・・「僕」だろう

現に、こうして「僕の・・」と言っているのだから

「俺はさぁ・・・」なんてカッコつけて使った記憶はない

「私は・・・」ほど改まった場面も少なかったし、女性っぽいイメージが強い

「我」か・・・哲学者でも物書きでもないしな

御年七十の「僕」か・・・

自分勝手な己のテーマは「青春」だからな

やはり「僕」がしっくりくる



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別れ

 人間は別れることで何かを得る生きものなのかもしれない。

別れるということには、人間を独り立ちさせ、生きることの

すぐ隣に平然と哀切、慟哭が居座っていることを知らしめる

力が存在しているのかもしれない。

 人は大小さまざまな別れによって力を備え、平気な顔で、

明日もここに来るから、と笑って生きるものでもある。

人間の真の姿はそういう時にあらわれる。


      伊集院 静  「生きることの隣に哀切がある」


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背景の記憶(278)

♪夕やけの赤い色は想い出の色

 涙でゆれていた想い出の色

 ふるさとのあの人の

 あの人のうるんでいた瞳にうつる

 夕やけの赤い色は想い出の色

 想い出の色 想い出の色

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背景の記憶(277)

 『ねぇ、あきおくん・・・』(三つも年下のくせに彼女は僕をそう呼んだ)

「なに?」 『胸・・・痛くなったことある?』   「えっ、痛いのか?」

彼女は同じ放送部(アナウンサー)の後輩だった。宍道湖の防波堤に二人並んで腰

かけて、夕日を眺めている時だった。(ちょっと話がある)と言われてきたのだ

が・・・。致命的なくらい鈍感な僕は、彼女に促されるままに、僕の頭を彼女の大

腿部にのせて沈みかけの夕日を見ていた。彼女は僕のイガグリ頭を撫でながらちょ

っと軽くため息をついた。彼女の甘い香りと胸の鼓動が伝わってきて、微妙な息苦

しさを覚えた。その時、急に彼女は「帰ろっ!」と言って僕を起こし、スッと立ち

上がると、ヒラリとスカートを翻して地面に降りた。そして僕の手を引っ張るよう

にちょっと大股で歩き出した。このころになってやっと僕の鈍感頭はちっちゃな到

達点を見つけていた。それでもそれを言葉に出せず、握られた手をギュッと握り返

すのがやっとだった。無題.png

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