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無知

何も知らない者は何も愛せない。何もできない者は、何も理解できない。

だが、理解できる者は愛し、気づき、見る。

すべての果実がイチゴと同じ時期に実ると思いこんでいる者は、

ブドウについて何ひとつ知らないのである。

               
            パラケルスス
            

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好奇心

魅力的な人は、好奇心旺盛で感情豊かです。

私はそんな人たちを見てきて、歓びや悲しみ、あらゆる感情を

大いに揺り動かして生きていくといいのだな、と思っています。

起こってくることを味わい、知らないことに出合えたことを歓んで

丁寧に生きていきたいと、私も思うのです。

≪好奇心は人を魅力的にし、感情の振幅は人生を豊かにする

「知らないこと」に出合うことは、新しい世界への入り口に

いるということ。≫

好奇心がなくなったら、時代の変化を楽しむことができない。

未来に興味がない人は、はなしていてつまらない。

過去のことしか話をしないからだ。

「知らないことを知ること」は何も未来だけに限らない。

およそ役に立たない雑学であろうと、それを知ろうとする人の

気持ちは若い。

知りたい、学びたいという知的な欲求を捨てたとき、つまらない

人間になってしまう。

好奇心いっぱいに、どんなことも面白がる、知らないことは

興味津々身を乗り出して聞く、驚く、感動する人・・・。

何度も会いたくなる魅力的な人を目指したい。


       ・・・(五木寛之)・・・

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つっかえ棒

本当に理解しているかどうか、そんなのを求めるのが虫がいいんだと思ったり

心の中で拠りどころにすることはできるし、そういう人がいるんだと思うことが

どんなに解放感かもしれない。これは思い込みも含めて、こういう人が一人でも

二人でもいたらいいなあ、そうすれば我慢もできるよっていうことがあるんじゃ

ないでしょうか。僕はそういう解決のしかたをしているような気がしますね。

それさえもまた、ある事柄を契機にして裂け目を生ずるみたいなこともあったり、

いろいろありますが、思い込みも含めて、この人はわかってくれるんだと、

そういう人がいたらつっかえ棒になるんじゃないでしょうか。


              吉本隆明 「自由を生きるには」





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おーい

おーい

と声をかける

木霊はかえらない

それでも

おーい

と声を発する

心の叫び

魂の伝達

この無反応が

この超静寂が

むしろ僕の叫びのトーンを拡大させる

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魂の結晶

あゝ僕は生きて行くさ

言葉はゲスいが

僕は生きてやるさ

流行りの服で着飾った方々に

僕は目移りすることはない

断じて・・・無い!

心はリアルなまでに表に現れる

胡麻化されるも、見破るも、ない

ありのままのあなた

ありのままの僕

そのぶつかり合い

その融合

そこから生まれる唯一無二の発生物

それは誰にも止められない

それは誰にも壊されない

異次元ともいえる魂の結晶

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方言(訛り)

方言と言えば、朝の連続テレビ小説の舞台である「松江」も<出雲弁>と称される

独特の方言がある。すべてが理解不能な鹿児島弁とまでは行かなくても、かなり

難解な言葉ではある。あの松本清張の推理小説にも、東北弁と間違われるくらいの

重要な素材として扱われるほどの言語だから、かなりの訛りなんだろう。

テレビの中では、さすがにすべて方言でとまではいかないようで、所々に

散りばめられていて、脚本家さんのご苦労がうかがえる。

「そげかね、そぎゃんなことがあったかね、わしゃ知らんかったけんね」

「何かあったら、わしにも知らせてごせや、待っちょうけんね」

これは僕の思い出しコトバである。こんなんだったかな?

アメリカ出身のタレントが山形で暮らして、現地顔負けの山形弁を喋るのは

有名な話である。そしてそのアメリカでさえ、地方によってまったく言葉が

通じないということもあるそうだから、言語学は奥深い。

今日のニュースに書かれていた・・・ドジャースの佐々木投手が、大ピンチで

登板した時、相手チームの観客に猛烈に野次られたそうだが、その言葉が理解

不能でちっとも堪えなかった・・・とか。

もうこうなったら僕の得意技?「目は口程に物を言う」で行くしかないかな?

前述の鹿児島の人が大真面目で言っていた・・・「私たちは二か国語を話す」

確かに!



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あの橋の畔で

♪あの橋の畔で
 交わした 愛の誓いよ
 あなたの言葉 私の言葉
 胸から胸につないだ
 愛の心の糸は
 遠く離れて 結びつく
 あゝ夕月の恋
 いつの日かなう

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小泉八雲

朝ドラで話題の「小泉八雲」ですが、その曾孫であられる「小泉 凡」さんと

僕の父との絡みごとがあって、そのことを小紙に綴ったものがあったので、

探し出しアップしてみた。

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僕の実母が他界して、隠岐の島から松江に出た時、最初に住んだのが、

松江城の北側にあたる北堀町というところで、そのすぐ近くに

ヘルン旧居跡があった。当然ながらその頃の僕にハーンの意識など

これっぽっちもなかったのだが、厳かな千鳥城とその城を囲む優雅な堀

や武家屋敷の街並みには、子供ながらに感動したものだった。

実はそれも後々思い返せば・・・の話で、現実的には「間借り生活」の

窮屈さやいじめの記憶の方がはるかに大きい。

それにしても後々に知った話ではあるが、大橋で結ばれた城のある北と南の

差別的な社会事情には少々驚かされた。小泉凡.jpg

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心を込めて

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秋冬

♪しゃれた日焼けに 涙が流れる
 あー 秋かしら
 やさしく 説くように別れを告げた
 あなたでした
 こころの水面に さざ波が立って
 あー 秋ですね
 鏡を見つめて小さな声で
 一人でつぶやく 秋の詩
 季節の変わり目を
 あなたの心で 知るなんて
 もう恋も もう恋も 終るのね

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♪好きな曲ばかり ラジオに流れる
 あー 秋かしら
 私のわがままに いつも微笑んだ
 あなたでした
 深い空から 枯葉が舞って
 あー 秋ですね
 あなたが返した 合鍵が似合う
 無口な 私になりました
 季節の変わり目を
 あなたの心で 知るなんて
 もう恋も もう恋も 終るのね

 別れ北風が
 あなたと私に 吹き込んで
 もう冬も もう冬も 近いのね

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「薩摩の女」(2024.11.29)で書いた・・・

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