半殺し

自業自得と言われればそれまでの話なんだが

責任逃れではなく、世の中の薄気味悪いような

半殺しのような生ぬるい風を感じる

多くの同世代が、そうした波に飲み込まれ

まるで芥のように押し流されてゆく

あの彼は自死を選択し

あっちの彼女は苦しみながら病死した

僕は・・・と言えば

勇ましく生きているのか、それとも・・・

否応なしに生かされているのか

どっちにしたって、頬にあたる風は生ぬるい

いっそのこと暴風雨の方がマシさ

吹き飛ばされて、蹴散らされて、転がりまわって

そんなシーンが頭の中を駆け巡る


♪どうしてだろうこのむなしさは
 誰かに逢えばしずまるかい
 こうして空を見あげていると
 生きてることさえむなしいヨ

 これが自由というものかしら
 自由になると淋しいのかい
 やっと一人になれたからって
 涙が出たんじゃこまるのサ
 やっぱり僕は人にもまれて
 皆のなかで生きるのサ

 人の心は暖かいのサ
 明日はもう一度ふれたいな
 一人ごとです気にとめないで
 ときにはこんなに思うけど
 明日になるといつもの様に
 心を閉ざしている僕サ

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posted by わたなべあきお | comments (0) | trackbacks (0)

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