ゴロゴロ石の急な坂道 木蔭の中の透き通った湧き水 見上げる葉陰に見え隠れする家 登り切った丘の上 見下ろせば真っ青な入り江 此処が知夫里島 生まれ故郷 兄姉眠り 母眠る 自然の只中の墓地 祠は朽ちて土と化し 落ち葉が彼らを優しく覆う 深い緑のトンネルを歩けば 彼らの囁きと笑い声が聞こえるような もう一度引き返し お〜い!と叫んでみる こだまは聞こえず 優しい空に吸い込まれていく お〜い! お〜い! 懐かしくあたたかな魂のふれあい
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