<< 2024/11 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>

逢えば

一行

いや

一語の伝達が清々しい

ましてや

長文は不要

そしてなお

逢えば

言葉も要らない

29.1.24-2.jpg

posted by わたなべあきお | - | -

もういない

変わった人がいい

個性的な人がいい

独善的でなくて、自分をしっかり持っていて

少々のことでは、自分を崩さず見失わず

瞳の輝きを持った人がいい



そんなんだった

きみは、もういないんだね

29.1.17-10.jpg

posted by わたなべあきお | - | -

「この世の中で」

この世の中で一番

美しい名前 それはおかあさん

この世の中で一番

やさしい心 それはおかあさん



おかあさん おかあさん

悲しくて愉しくて また悲しく

なんども くりかえす

ああ おかあさん

          (サトウハチロー)

29.1.6-2.jpg

posted by わたなべあきお | - | -

スイッチバック

ショートカットはつまらない

ゴルフなら別だけど

寄り道

回り道

スイッチバック

思わぬ人に巡り合う

見過ごしたものが見えてくる

忘れ物が落ちている


28.12.23-3.gif

posted by わたなべあきお | - | -

至宝

やっと辿り着いた思う達成感を棄てなさい

何十年の重みを破棄しなさい

手中に収めたと思うそれらは

殆どが紙屑です、石ころです

全てのものに別れを告げて、丸裸になって

何が残りますか

何が見えてきますか

見失いそうなほどに小さな結晶

それこそが至宝と呼べるものですぞ








28.12.15-1.jpg

posted by わたなべあきお | - | -

怒りにしろ、悔しさにしろ

喜びにしろ、愛おしさにしろ

どう表現するのか

どう爆発させるのか

それが問題さ

少なからず自分は

外に出せないでいる

溜め込んでいる


素直でないね

いじけてるね

ひねくれてるね

それが・・・

らしい〜と言えば、僕らしいのだが

なんと、理解者の稀なことか

28.12.16-2.jpg

posted by わたなべあきお | - | -

♪ラ ラ ラ

一点の曇りもない笑顔で逢いたいから

連絡しないでいるんだよ

中途半端で逢えば

また余分な荷物を背負い込ませちゃうからね

だから・・・今は

♪ラ ラ ラ ・ ・ ・

 今日も 明日も あなたに 逢えない


28.12.9-1.jpg

posted by わたなべあきお | - | -

幼き青春

夕焼けも

朝焼けも

悲しい想い出につながっている


宍道湖畔の跨線橋の下での

わずか十数分の逢瀬

夢を語り契りを交わし

未来を信じて疑わなかった


琵琶湖畔の宿で迎えた

永訣の朝

眩いほどの朝陽を

悲しみの色として迎えようとは・・・


何もなかった夜が

誠実の印と考えたのは

僕の幼さだったのだろうか



28.12.1-2.jpg

posted by わたなべあきお | - | -

越冬

柿の実が三つ四つ

枝にしがみつくように残っている

熟していつかは落ちるのか

そのままそこで萎むのか


そうなんだ・・・

自分に重ねているんだよ

どっちにしたって

死に体なんだろうけどね

しぶとく厚皮を形成して

この冬を越してやろうかなんて

企んでいるんだよ

28.12.1-1.jpg

posted by わたなべあきお | - | -

遠い世界で

波長の融合なのか

テレパシーなのか

きみの悲しみや寂しさは

ぼくにはすぐに伝わり響くよ

いつも遠くから見ていた

むしろ気付かれないように

ぼくを意識しないありのままの中にこそ

きみの心模様がにじみ出ると知っているから

いつだったかそんなきみに言われたね

あなたはいつも遠くを見ている・・・って

これは言い訳でも何でもなくて

ぼくが見るその遠い世界で

きみは爽やかにそして

とても清々しく躍動していたんだよ

そしてぼくは

その心地よい空気の中で

傷を癒し英気を養っていたんだ



28.11.26-2.jpg

posted by わたなべあきお | - | -

▲page top