寂しそうなふりをしていれば
「どうしたの?」
から元気を出して明るくしても
「何かあったの?」
どっちにしたって
「大丈夫?話しなさいよ!」
なにもかもお見通し
気を引く演技は卒業したけど
心の奥底の闇部分は
なかなか隠し通せない
けっこうな演技派のつもりだけど
見透かされている
明かりを灯すのは
黒い宿り木を取っ払うのは
私しかいない!・・・と言うように

銀行様は
過去(実績・資産・担保)重視であり
現在さえも過去の最先端という捉え方だ
未来を語れば
ほぼ全て絵空事と受け止められて
話半分とも聞いてもらえない
そんな彼らに
人を・・・物を・・・事を・・・
見極める鑑識眼があるとは、とても思えないが
過去の苦い経験から
ガードを固め、石橋を叩いて渡る体質は
担当者個人を責めるわけにもいかない
それぐらいわかっているさ
クソ若造が
マニュアルを絶対の刀として振り回し
否応なしに切り捨てる
返す刀で・・・と行きたいところだが
彼らに直積的罪があるわけでもなく
振り上げた腕を
握り拳を
どう収めようかと苦笑いする
どんなに諍いの最中だって
姉弟だろう
一時休戦とはいかないものかい?
やられて、やられて、やられまくりだって
いくら他人の始まりと言ったって
相手の窮状を見れば
僕なら、手を差し伸べるがね
小っちゃく固まんなよ!
