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軽蔑

いくら鈍感な僕だって

ひとの良し悪しは分かるさ

せこい奴 ずる賢い奴 お世辞上手な奴

うわべだけの奴 口先だけの奴

僕が黙っているからと言って

うまく逃げ通せたと思いなさんな

この庶民社会然り

表舞台と言えるか疑問だが

政治の世界然り

僕は徹底的に無視するね

それが僕の軽蔑の表現だよ

もの言わぬ草花の方が純粋だよ





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posted by わたなべあきお | - | -

ふたりの自分

今、君は生きていますか?

今、君は僕を覚えていますか?

僕が、突然目の前に現われたら・・・

微笑んでくれますか?

ぎゅっとハグしてくれますか?

思い出話に花を咲かせてくれますか?


僕はこの現実の中で

確かに生きてはいますが

心はいつも徘徊しています

そして、青春時代のあらゆる想い出が

今の僕の唯一のエネルギー源なのです

それらの全てが挫折や別離という結末でしたね

それでもなお、僕の心に生き続ける貴女は

今もなお、優しく見つめ続けてくれていると

確信する僕なのです


僕は、まさに、仮の世を生きています

でも、夢遊病者のごとくではありません

真剣に生きています

ただ・・・もう一人の自分がいるのです

彼こそが、本物の自分なのかもしれません

自分では説明が付きません


現実を懸命に生きる自分と

それを冷徹に見つめ続ける自分と

二人の自分が

僕の中で微妙なバランスで存在しています

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ささやかな倖せ

おはよう 行ってらっしゃい お帰り いただきます ごちそうさま

おやすみ・・・

そんなささやかな会話ができる 幸せ

それさえもできない 不幸せ

庶民は、そんなに多くを望んでいるわけではない

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魂の叫び

確かに、心の奥底の叫びのようなものは、

易々とは口外できないものがある。

無言の時こそ、魂は叫び声をあげているのだ。

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負け残り

「負け残ってるなあ」と冗談っぽく核心を突いてくる。確かに。でも残っているだけでも大したもんじゃないかと強がる自分がいる。
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さりげなく

苦労した、苦労した…というのはみっともない。何があっても、さりげなく生きてゆくのがカッコいいとは思わないかい?

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さりげなくない

苦労した、苦労した…というのはみっともない。何があっても、さりげなく生きてゆくのがカッコいいとは思わないかい?

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蓮華草

「手に取るな やはり野におけ 蓮華草」卑下するのではなくて、逆の立場で、なんとも言えない居心地の悪さの感じる時がある。環境というのか、育ちというのか…。かなり前の話だが、かあるご婦人が住み慣れた場所からちょっと離れた、所謂高級住宅街に家を建てた。しかし、一年も経たないうちに、元の住居に帰ってきてしまった。住民の空気というのか、地域の温かさ冷たさというのか、複雑な要素を含んでいる。そこにまた差別や偏見という要素も含まれているわけだが…。階級とか階層とかプライドや見下しとか、世の中の嫌な部分を感じさせられた出来事だった。

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二十歳のエチュード

夏が来れば想い出す。

離島の港湾建設現場で働いていた僕に

一枚の暑中見舞いの葉書が届いた。

添え書きに「結婚しました」の一文と

見慣れない姓だけが書かれていた。

流れるような書体から、彼女からのものと

すぐに分かった。

夜の波止場に寝そべって

満天の星空を見ながら泣いた。

青い心に切り刻まれた・・・

二十歳のエチュード

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草原の彼方

草原のただ中に 原色を組み合わせた派手な家が立ち並んでいる なぜかドアも窓もなく 中は丸見えだ どの家にも女性が一人居て 民族衣裳を纏って微笑んでいる 僕は何処から来たのだろう なぜこんなところに迷い込んだのだろう 頑丈な骨格の馬はゆっくりと歩を進める 僕の意思を先取りしたかのように 大きな屋敷の前で歩を止めた 雰囲気からしてそれらしきと所と察知した 無言のまま女性は部屋へ導いた 明らかに年配ですへての仕草が手慣れていた 僕も無言のまま窓辺の椅子に腰を落とした さすがに彼女は怪訝な顔をして僕を見つめた 僕の手持ちのリュックには 何故かとてつもない大金が詰め込まれていた 僕は彼女に目で合図をして元締めとの面会をもとめた さぁ何人の女性が居たのだろう 全員が呼び集められた 他の客は一人もいなかった さぁ…というところで映画のフィルム切れのように現実に戻された 夢か…不思議なしかし妙に現実めいた内容だった 一人一人の表情もやけに個性豊かだった まるで僕の出現を予期していたかのように 動きは俊敏そのものだった 僕は悟った…これは過去世の出来事だな…と 明らかに場所はモンゴルか中央アジア 長編の夢物語から醒めたら 現実はまだ早朝の四時過ぎだった 心地よい気だるさの中で 僕は夜明け前の新鮮な空気を吸い込んだ
  

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