風
そうか
じゃあ あの丘へ登ろう
どんな風が吹いているのかな?
でも……
ふたりで一緒に行けば
優しく頬を撫でるそよ風かな?
それとも……
きみが僕にしがみつくほどの
イタズラ風かな
風(返詩)
手を繋いで
一緒に駆け上がりましょう
息を切らしながら見下ろす景色は
きっと……素敵ね
清々しい風が吹き
私の隣にあなたがいて
あなたの隣に私がいて
ふたり……微笑み合い……
それだけで幸せ
ふたりに嫉妬した風が
いたずらに吹いても
かたく握り合った手はほどけない
いつまでも
このままでいたい
このまま
時が止まってしまえば良いのに……

この交換日記なような…
私はあなたの意見を軽蔑までしなかったけれども、けっして尊敬を払いうる程度にはなれなかった。あなたの考えにはなんらの背景もなかったし、あなたは自分の過去をもつにはあまりに若すぎたからです。私は時々笑った。あなたは物足りなさそうな顔を私にちょいちょい見せた。その極あなたは私の過去を絵巻物のように、あなたの前に展開してくれとせまった。私は心のうちで、はじめてあなたを尊敬した。あなたが無遠慮に私の腹の中から、ある生きたものをつらまえようという決心を見せたからです。私の心臓を立ち割って、暖かく流れる血潮をすすりとろうとしたからです。その時私はまだ生きていた。死ぬのがいやであった。それで他日を約して、あなたの要求をしりぞけてしまった。私は今自分で自分の心臓を破って、その血をあなたの顔に浴びせかけようとしているのです。私の鼓動がとまった時、あなたの胸に新しい命が宿ることができるなら満足です。
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私は冷やかな頭で新しいことを口にするよりも、熟した舌で平凡な説を述べるほうが生きていると信じています。血の力で体が動くからです。言葉が空気に波動を伝えるばかりでなく、もっと強い物にももっと強く働きかけることができるからです。
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「こゝろ」【夏目漱石】

♪空よ 水色の空よ
雲の上に 夢をのせて
空よ 私の心よ
思い出すの 幼い日を
故郷の 野山で
初めて 芽生えた
あどけない 二人の
小さな愛
空よ 教えてほしいの
あの娘は今
どこにいるの
故郷の 野道で
固く手を にぎった
あの頃の 二人の
小さな愛
空よ 教えてほしいの
あの娘は 今どこにいるの
