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かほり

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流れる雲の移り気のように

人の心もまた流れては消え流れては消え・・・するのだろうか

いつまでも忘れないと誓った心の約束は、あっけなくも消え去った

・・・かのように思えるくらい、音信の途絶えは久しく長い

♪わたし待つわ いつまでも待つわ・・・

場違いな歌詞が思い浮かぶ

飾り気も失せたこの世代の狭間に

一輪の花の香りを蘇らせてみたい

繰り返し繰り返し思う

あなたとは幾度か昔の遠い時代にめぐり逢いましたね

夫婦だったのでしょうか?

兄妹だったのでしょうあ?

それともやはり・・・

恋人同士だったのでしょうか?

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つぼみ

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あの頃のあなたの顔も名前も知らない。

憶えているのは<華音>さん。

実写的詩作というよりは、空想的妄想的ものだった。

でも・・・

そこに広がる世界は、どこまでも澄み切って爽やかだった。

その名残を消さないように・・・

持ち続けようとして、僕は今を生きているのかもしれない。

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聞き役

嫁いできた立場だからと言って、何もかも嫁ぎ先の慣習や言いつけに

従わなければならないということは無い、断じて無い。

今日の出来事・・・

いわゆる「暴君的」夫に仕えた妻の生の声

何度「里帰り」を決意したことか・・・

しかし、ここに時代の背景が、その思いを封じ超える。

現代ならば、即刻「離婚」の道を選ぶだろう。

しかし、彼女の時代背景は「耐え忍ぶ」ことを強いる。

わがままではなくて、女としての幸せはどこにあるのだろう?

僕は、あくまでも聞き役である。

ひたすら「聞き役」に徹する。

こういう場合、中途半端な助言的、教訓的言葉は不要である。

むしろ「禁句」と言っていい。

吐き出すことに意義がある。

とことん吐き出すべきだ。

その結果として・・・

本当の意味の「精神の安らぎ」が表出する。

世の中は、数知れぬ「壁」が立てかけられている。

目に見える壁ならば、ハンマーでぶち破ればいい。

しかし・・・しかし・・・

眼に見えない壁は度し難い、対応仕切れない・・・

問題は此処からだ、アドバイザーの出現だ。

「駆け込み寺」と言ってもいい。

極端に移行しないよう、現実に立ち向かうための「処方箋役」だ。

現代の若者は決断が速い。いや、速すぎる。

昔人間は「我慢」する。いい悪いは別として、とにかく我慢する。

かく言う僕もその対象者かも知れない。

「人の振り見て我が振り直せ」

それにしても・・・

暴力はいけないな、暴言もいけないな

持って生まれた性格とか、親から受け継いだ慣習とか・・・

そんなものは断固拒否すべきだ。

頑張れ!Kさん

がんばれ!もう一人のKさん

世間的、具体的「脱出」が無理ならば

僕が防波堤になりましょう。

僕が仲裁役になりましょう。

正義は勝つ!

必ず勝つ!

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風にまかせて

空を飛ぶ

風にまかせて 空を飛ぶ

地上からの斜め45度を 悠然と

眼下の喧騒や薄汚さは

ここまではとどかない

みんな 此処へ来て見てごらん

あほらししさに

くだらなさに

うすぎたなさに

すべてに さよならしよう

風にまかせて

どこまでも 飛んでゆこう

いつまでも 飛んでいよう

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僕はあなたに恩返しをしなければなりません

そうしなければ罰が当たります

恩知らずのレッテルが貼られます

犬畜生でも鳥でも恩は忘れません

哀しいかな・・・人間は畜生以下です

恩を仇で返します

返さずに平気の面をしています

僕はそこまでは落ちぶれてはいません

きちんと、きちんと

お返しいたします

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祈り

音信不通になるというのは、そしてまた引っ越しとなるのは、

やはり余程の状況下でなくては考えられない。

まさか夜逃げでもなかろうが、言うに言えない事情があったのだろう。

連絡が途絶えてから、もう三年の月日が流れてしまった。

いつも自分に言い聞かせていることだが・・・

そう簡単には泣き言は言わない。余程でなければ・・・

それなりの相手でなければ・・・

その範疇の対象者ではないと思えば、それなりに納得は出来る。

しかしまた、僕はその程度の対象者であったのだろうか?

人生晩年の大きな変化は身にも心にも堪える。

最悪の事態にならないよう、ただ祈るしかない。



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二度とない人生だから

    二度とない人生だから

    二度とない人生だから
    一輪の花にも
    夢幻の愛を
    そそいでゆこう
    一羽の鳥の声にも
    無心の耳を
    かたむけてゆこう
    二度とない人生だから
    つゆぐさのつゆにも
    めぐりあいにふしぎを思い
    足をとどめてみつめてゆこう
    二度とない人生だから
    のぼる日しずむ日
    まるい月かけてゆく月
    四季それぞれの
    星々の光にふれて
    わがこころを
    あらいきよめてゆこう

       坂村真民

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逆境

    人間形成の三大要因

 (一)遺伝的な先天的要素

 (二)師教ないしは先達による啓発

 (三)逆境による人間的試練



         森 信三

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 ※祖父母、父、母

 ※田部先生(小学生時代) 永田先生(中学生時代) 吉川先生(高校時代)

  石坂先生(17〜20歳) ステファニー先生(20〜23歳)

  中村先生(24〜44歳)

 ※生きてる中で、「逆境」を意識したことはないが、他人様から見れば
  
  そう言われるかもしれない。いわゆる人生の岐路においては、己にとって

  より厳しい方を選んできたつもりだ。もう片方を選んでいたなら

  今日の自分はないと確信をもって言える。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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対価

「押してもダメなら引いてみな」って言うけど

僕的には「押さないで、ちょっと待とう」かな。

押せば逃げる🏃  掴もうと思えば、スルリとかわされる。

極論的にいえば、己れに不相応なものは、

追いかけても逃げる🏃‍♀️

身に添うものは、己れの為した行為に対するそれ相応の対価と考える。

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