『傀儡師 胸に掛けたる 人形箱 仏出そうと 鬼を出そうと』 日扇聖人 あらゆる組織の浮沈は、そのリーダーにかかっている。 リーダー次第で、発展もし後退(沈滞)もする。 大きな会社的組織もあれば、宗教的組織も・・・ もっと言えば、家族でさえそうである。 主人の考え方(方向性)によって、家族(伴侶)は大きく影響される。 さて僕は・・・ 人形箱から何を出そうとしているのだろうか?
『 一尺の 愉しみせんと 十丈の 苦しみをする これが煩悩 』 ・・・凡夫転倒 『 果てしなき 天つ美空を 仰ぎ見て 仏の広き 恵みをぞ知る 』
身を捨てて 浮かぶ瀬もあり 法の海 日扇聖人 御教句
『欲少なくして、足るを知る』 なかなかその域に達することができない凡夫の悲しさ。 人を羨み、僻みっぽくなってしまうのが大方。
『なかなかに 松の葉越に 見ざりせば ただ清かなる 月夜ならまし』 (日扇聖人) いろいろあればこその人生 のっぺらぼうの人生で、何が楽しかろう 四苦(生・老・病・死)とは言うものの、受け止め方次第で 今日の生き方は変わる。
『世の中を恨むは愚か甲斐もなし 苦楽は己が報いなりけり』 社会の所為、政治の所為、あのひとの所為・・・・ 結局は責任転嫁
『 おのが身に 備はる報ひあるならば 招かずとても 来るものは来ん 』 日扇聖人 たとえ真似事でも、それらしきことをしてきただろうか? らしきこととは・・・ 我欲ではなく、人様のため なんと煩悩の塊りであることか
『おのが心に嘘をつく 人は仏に嘘をつくなり』 日扇聖人 すべては御照覧 自分に都合の良い仏(天)を作ってはならない。
『学者、物知り、利益なし』 真の知識人は、<表現者><実践人>でなくてはならない。 評論家〜数知れず。 コメンテーター〜何者ぞ。 尊敬すべきは<宮沢賢治>
『 己の師となるも 己を師とせざれ 』 常に自分を律する心を持たなければ、人間は楽な方へ、甘い方へと流れて行く。 人にあれこれ言う前に、まず自分が出来ていなければ、語る資格はない。 年齢を重ねただけで、一端の人間と思っている人が如何に多いことか。 幾つになっても、もう一人の厳しい己を持たなければならない。
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