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言葉

言葉の無力を感じるけれど

それは自分自身に比例しているのだと

思い知らされる


虚しい言葉は

僕自身の生き方の虚しさかもしれない

生き生きとした言葉は

僕自身が希望を見出した瞬間かもしれない

清々しい言葉は

こんなひともいるんだ〜と言う時の感動かも知れない


三歳の孫が

想像もしない言葉を口にする

どこから仕入れた言葉なのか

恐ろしいような

素晴らしいような

複雑な気持ちにさせられる


言葉は生きている

言葉に僕たちは生かされている

言葉には遠大な可能性が秘められている

ピッタリの言葉を見つけよう

僕を代弁する言葉を探し続けよう26.11.11-6.jpg

posted by わたなべあきお | - | -

タイムスリップ

不気味な静寂が部屋を支配する
外からも音らしい音は聞こえてこない
時折風が隣の洗濯物を揺らすだけ

パソコンで観ているユダヤ人ガス室送りの
映画のせいかもしれない
まるでその時代にタイムスリップしたかのようだ

人間の愚かさはどこから来るんだろう
当事者は自分が後世に裁かれる存在だなんて
思ってもいないだろう

現代も同じようなものだ
明らかな軍服と武器を持たないだけで
やってることは愚か極まりない

市民は無抵抗に追いやられ
運としか言いようのない気まぐれが
人々の生死を分ける

暗闇と無音のなかで
携帯のバイブ音に
現在に引き戻される

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posted by わたなべあきお | - | -

ナンセンス

シ〜ンと静まり返った闇の中で

ビクッとした自分の体の震えで

目が覚めた


現実の回想だったのか

それとも幻想だったのか

いつものように

登場人物は複雑怪奇で

設定シーンも紛らわしい


酒はその人の本質を露わにする

対人のイメージであり観念であり

時に鋭く矢を放つ

きのうの君はいささか毒を帯びていた


俺は賢げにおさまった言い回しが嫌いだ

言葉に詰まっても咳き込んでも

的確に捉えたセンテンスが突き刺さる

明日の何かのために

今夜手を抜くのはナンセンスというものだmy face.jpg

posted by わたなべあきお | - | -

必然

師を選べ

友を選べ

こちらが本気で求めるならば

必ず出会える

偶然のように思えても

それが必然

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posted by わたなべあきお | - | -

おまかせ

希望という名のジャンプ台

挫折という名の滑り台

そうか・・・そう来たか

僕はひねくれてるからね

希望という名の滑走路

絶望いう名の・・・開かない落下傘

覚悟した瞬間に

大きく柔らかな掌の中にある26.10.16-1.jpg

posted by わたなべあきお | - | -

然るべきもの

何もしないで諦めてはいけない。

山、谷、荒野・・・

どんな場面におかれようとも

実は其処が安穏の地であることに

気付かねばならない。

然るべきものあっての話だが・・・。

さて、その然るべきものとは?


戦場のど真ん中

逃げ場所ではありませぬ。

弓矢も鉄砲玉も

頬をかすめて通り過ぎて行く。

目を瞑っても

両目を見開いても

僕は真っ直ぐに歩いて行ける。

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日はまた昇る

日は沈むけれども

また

必ず

日は昇る

それが

希望だ

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そんなもんさ

人間の習性として

他人の批判は、これでもかというくらいするが

いざ自分が批判される側に立つと

血相を変えて反論する



そんなもんさ

ああ、そんなもんさ


アンタのことだよ

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なし、なし、なし

何もないのも

かえって清々しい

いや、強がってる場合じゃない

むしろ

心が決まるというもんだ

手紙なし

電話なし

メールなし

posted by わたなべあきお | - | -

確率

広く覆われた雨雲の中に

一かけらの青を見つけた

僕はその中心を目がけて

指鉄砲でバーンと一発

打ち放ったんだ


弾は

届くはずもないその距離を

延々と飛行して

青の中へ突き抜けて行った


とんでもない確率のなかで

僕は

今日も

人差し指に集中している

posted by わたなべあきお | - | -

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