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波間

遠い昔を思い出してみれば

汽船なんかで送ると

全く遠い別れのようが気がして

涙ぐんだりした

テープも切れて

顔も薄ぼんやりとしか見えなくて

もう声も届かない

辺りもはばからず大声を出せばいいのに

気恥ずかしさに負けて

僕は黙って両の手を振り続けた

入り江を抜けて

船首を立て直して速力を増した時

これがほんとの別離なんだと打ちのめされた

もう君は・・・船室に入ってしまっただろうか

僕のなかの恋慕が羽を付けて追いかけていった

そして半分も行かぬ間に

力尽きて波間に消えた

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posted by わたなべあきお | - | -

ポジション

逃避というわけじゃないんだが

淡い夢を抱き続けている

実現しそうで

かなり難しい・・・

それでこそ夢か

これまでの人生と一緒で

僕は常に脇役

僻みはしないさ

けっこう居心地がいいんだよ

このポジション

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なにくそ!

言いなりにはなるまい

いい意味の反発心を持とう

なにくそ!精神

賢げな返事屋さんにはなるまい

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posted by わたなべあきお | - | -

がんばれ!

あなたのチャレンジ精神に脱帽

あなたの攻めの姿勢に乾杯

肖りましょう

見習いましょう


がんばれ!

がんばる!28.11.7-1.jpg

posted by わたなべあきお | - | -

優しさの階段

上がり勾配なのに

下り坂に見えることがある

人生もそうなのかな

本当は前進してるんじゃないか

一段また一段と

階段を上ってるんじゃないか

心の持ち様が

錯覚を起こさせる

ありがたや

優しさの階段

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四面楚歌

あっちを向いても

こっちを向いても

眼に

言葉に

棘がある

他人と言わず

身内と言わず

まったくの四面楚歌

孤立無援

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じっくりと

簡単に



人を見限るなんて



俺はイヤだね

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キャッチ

待っています

耐えています

見据えています

超えた先にあるものを

かならず

キャッチできると

信じていますから

そして

決して手放しません


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落 葉


常緑樹と落葉樹と

どっちがいい?って聞いたら

きみは即座に

落葉樹!ってこたえたね

なぜ?

だって変化がないって

つまんないじゃない



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ヘッドライト

暗闇を恐れまい

目隠しされたと覚悟すればいい

心の灯りを

ヘッドライトにして

雄々しく

悠々と

腕を振って進もう

それはまるで

髪をほどいたきみが

振り向いた時のように

眩しくて

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posted by わたなべあきお | - | -

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