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紅梅と白梅

きみは紅

ぼくは白

たがいに自分を咲かせましょう

今日は

きみが白

ぼくが紅

たがいの夢を飾りましょう

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posted by わたなべあきお | - | -

WAVE

寄せては返すさざ波に

心は和み目を閉じる

父母が、兄姉が、叔父叔母が、従兄弟たちが・・・

甥や姪たちが・・・

入れ替わり立ち代わり笑顔で登場する

微笑み返したその直後

海は一転荒波となり

鬼の形相の大波が襲い掛かる

これこそが現実なのか

身構える直後に、僕は脱力する

攫うなら攫え

もういいんだよ

どこへでも連れて行ってもらおう

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平和

ホントは「〇×主義」なんてどうだっていいんだ。

投げやりな意味じゃなくて、どうってことないんだ。

もっと深いところにある「人間性」の問題じゃないのかな。

枠にはめようとするから、摩擦が起きる。

自分こそが正しいと思うから、対立が起こる。

心の奥底に燈り続ける灯。

そっと優しく包み込んでみよう。

その温かさを、隣の人に分けてあげよう。

諍いなんて・・・

いがみ合いなんて・・・

戦争なんて・・・

僕は嫌いだ。



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イメージ

車の運転中、一瞬

君の車とすれ違ったような気がした

ヘアーはショートカットされていた

ナンバープレートも見ていないし

まったくのイメージでしかない

過去った時間とともに

僕の心の中の残像も

ぼやけたフィルターの向こうに

追いやられて行く

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慈愛

今、きみに逢えたなら

きみはどんな言葉をかけてくれるのだろう

僕が思うのに

たぶん・・・言葉は無いと・・・

おそらく・・・目が語る・・・

その慈愛に満ちた瞳が

僕のすべての悩みや苦しみを

消し去ってくれる

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母の懐

人生は

いつも青春

いつも青春

いつも心のさすらい

彷徨い

挫けそうでも

辿り着くのは

母の懐



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幻の結晶

想い出は美しすぎて

僕の心を離れない

想い出は辛すぎて

僕の心を締め付ける

想い出は鮮やかすぎて

いまでもきみの声を聴く

僕が描いた夢は

身勝手だったのかどうなのか

悉くが未完成

未完成ゆえの幻の結晶

その一欠片一欠片を呼び覚まして

僕は今日を生きている

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心の交わり

あなたの電話の声に
微かな憂いを感じて
安心してしまう僕は
どうしたものでしょう

あなたのメールの中に
文字とは裏腹の心を発見して
安心してしまう僕は
どうしたものでしょう

人待ちのあなたの後ろ姿に
幽かな淋しさを感じて
安心してしまう僕は
どうしたものでしょう

横に座ったあなたの瞳が
涙で潤んでいるのを見て
安心してしまう僕は
どうしたものでしょう

それは・・・
やはり・・・
僕が同じ想いでいるからでしょう
これこそが
言葉の要らない
心の交わりではないでしょうか




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殊更にゆっくりと歩いてみる

一歩一歩を踏みしめて

心の波がアスファルトに

目には見えない足跡を残す

顔を上げて空を見る

微かな希が届くのか

雲が君の笑顔に見える

差し伸べようとする両の手を

雀の群れが遮断する

後ろポケットに突っ込んで

坂道をちょっと速足になる

すると、どんどん現実に引き戻されてゆく

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正面突破

あれこれ詮索を止めにして

つまらぬシナリオは破り捨て

正面突破

先手必勝

すると、意外な所に

安全地帯や避難場所

壕に尻もちをついて

水を口にする

望遠鏡の向こうの敵陣も

一休みというところか

ああ・・・

恵の雨よ降れ

地よ草を生やせ

涙よ大河に注ぎ

海を目指せ





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