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半殺し

人の心を奪うということは、罪深いことだ。

己にとっては嬉しいことでも、誰かさんにとっては、

憎しみや悲しみの種になるのだから。

勿論、逆恨みもある。誤解もある。

それらの様々な渦に巻き込まれて、

溺れて、踠いて、沈んで、そしてしぶとく浮かび上がって……。

今日こうして何食わぬ顔で生きている。

心の襞に染み込んだ~返り血とも言うべき代物は、

拭い去ろうとしても根絶は出来やしない。

幸か不幸か、あちらの側になった経験は皆無だが、

一歩間違えば、事件に巻き込まれかねない。

自分のソレは〖ままごと〗のようなものだ。

助け舟に入って体験した、きわどいストーリーだ。

狂人に刃物は付き物だが、目に見えない心の刃は防ぎ用が無い。

場面を換え、方法を練りに練られて喰らった一撃は、

大袈裟ではなくて、僕を社会的に半殺しにした。


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涙腺崩壊

わずか一分くらいの動画を見て

涙が溢れた…………

船の出港場面、船が岸壁を離れ始める

波止場のちょっと離れたところに独りいた女性が

トランペットを吹き始めた

曲は松山千春の「大空と大地の中で」

響き渡る哀愁を帯びたトランペットの音

別れの淋しさ……別れの人への応援歌……

音の中に歌詞が重なって、涙が溢れた……

小樽港だろうか?

選曲からして直感的にそう思った……

トランペットを吹いている人が女性というのも

シチュエーション的に、より涙を誘った

船の別れには涙が似合う

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心主体従の法則

心が萎えれば、体は頑張れない

心が縮こまれば、体も縮こまる

やる気が失くなれば、体も動かない

戦意喪失の時点で、闘いは敗北です

スポーツ然り、仕事然り、

ひいては、人生然り

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百人百色

「彼は詩作を止め、山中深くに入って行った

 それで彼は、本物の詩人になったのだ……」

誰の言葉だったのか?

意味深い

人間誰しも、名誉欲もあり金銭欲もある

それらと【生きる】ということとの兼ね合い

そもそも、いい詩とは何だ? いい小説とは何だ?

生と死の狭間の葛藤、躊躇、混濁……

生きること、暮らすこと、守ること……

独りではないことから派生する様々な課題

国の内外を問わず、有名な詩人、作家の私生活には

百人百色のドラマがある
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呆け

批判を覚悟で言ってみれば

〈アホの長生き 娑婆塞ぎ〉

痴呆の人がこれだけ蔓延してくると

老々介護どころか、孫が祖父母の介護をするという話も多々聞くわけで

もちろんそれぞれの立場としての責任や良心は理解できる

美談として耳に入ることも珍しくない

それなりの施設に預けられる家庭は幸せの部類だろう

問題はそれが出来ない環境にある家庭だ

いよいよ極まって、事件となる例も珍しくない

これは僕なりの空想(妄想)だが……

いつか此処で書いた〈象〉のように

死期を悟ったら……独り静かに群れ(家庭)を離れる存在でありたい

ところが人間様には、それが赦されない……悲しいかな

アフリカのサバンナで生きてるわけじゃないんだから

植村直己氏的なのも良し(彼は死にに行ったわけではないが)

いずれにしてもボケてしまってからでは、それも夢のまた夢というわけだ

皮肉ではなくて〈アホの長生き 娑婆塞ぎ〉になってしまう

その反面、幼子のように可愛らしくなって逝ったおばあちゃんも知っている

死に方の手本のような人だった

死は誰にでも必ずやってくる

「私は誰? あなたは誰?」とならないような現実を生きなくてはならない

〖臨終のことを前に習ひて 後に他事を学ぶべし〗

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大器量人

あらゆる分野において

「大器量人」と言える人はいらっしゃるもので

我々凡人とは桁外れで

そのオーラたるや凄まじささえ感じます

持って生まれた才覚に加えて

その後の努力、精進は想像を絶するものがあります

よく「一芸に秀でる者は……」と言いますが

まさにソレで、どんな分野ででも

その力量はいかんなく発揮されます

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自身への処方箋

◯溜め込まないで、吐き出しなさい

◯声に出して歌いなさい

◯鉛筆を握って書きなさい→殴り書き

◯つま先立ちを繰り返しなさい→歯磨き時

◯スマホ依存を止めなさい→読書

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本質

茫洋とした部分も強烈な部分も

とちらも核心だ。

その二つの微妙な均衡のうえに

人間は立っている。

どちらか一つが本質ではなくて

二つともが、人間の本質なのだ。

例えて言えば、

月の裏表のようなものだ。

どっちが本当の月だ……

とは言えないだろう。

さらに、球体として捉えれば、

現出する面は、無限だ。

地球から眺める月も月なら、

拡大望遠鏡に映し出される月も月だ。

ましてや、眼に見えない心となれば、

その広がりは、計り知れない。

拓郎の歌じゃないけれど…

届かないものを、身近に感じて……

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欲望の権化

衣食足りて、住も足りて、人の心は腐敗した

それだけならまだしも…

有るが上にもまだ欲しい

欲望の権化と化した

それを耳にした彼らは

負け犬の遠吠え……と嘲笑した

これは人間対人間の話に止まらない

政党支持層にも如実に現れる

我らが言う〖傲慢〗は、

彼らにすれば成功であり、当然の報酬であり……

しかし、歴史はどんでん返しの繰り返しである

〖後の祭り〗のなんと多いことか

火にも焼かれず、水にも流されない

心豊かな人を目指そう
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あそび

車のハンドルに〈あそび〉があるように、

人間の生き方にも、その〈あそび〉的な心のゆとりが必要だと思う。

ギスギスした、キチキチ、カクカクの生き方は、

その尖りの部分が引っ掛かる、邪魔をする、問題を起こす。

それらの移り変わりは、年代を経て得られるものと思われがちだが、

性格的なものも含めて、自ら気付いて身に付けたいものだ。

今やっている相撲で言えば、〈懐の深さ〉と言えるかも知れない。
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