どの分野においても、原理主義的な志向は最も尊重されなければならないが、
度が過ぎると、閉鎖的になり排他的になりやすい。
裸の王様が、あそこにもここにも・・・。
逆にまた、時代や風潮に合わせすぎると、本末転倒に陥りやすく、迎合的になり
日和見的になりやすい。
根幹を揺るがさずに、いかに時代にマッチしたあり方をするか〜ここが問題だ。
宗教であれ、政治的イデオロギーであれ、ぐっと現実的に世襲の会社運営であれ、
規模の大小はともかくとして、本質は同じ事だ。
古い体質と切り捨てられ、抹殺されるトップもいるだろう。
逆に、時代の先取りともてはやされ、挙句の果て、我とその座を失ってしまう人も
いるだろう。
真理は、何千年経てもそのままであろう。
時代時代の偉人ともてはやされる人物が、歪曲化し、大勢を引き連れて谷底へ落ち
て行く。
悲しさの最たるところは、「あっ、間違えました」でやり直せないことある。
善因善果、悪因悪果・・・足し算引き算は通用しない。
(せっこくの花)
人ごみの中に君を探した
なにか目印を聞いておけば良かった
快活な若者たちの中では息苦しい
僕はビルの隅っこに身を置いた
行き交う人々が川のうねりのように見えた
こんな時は動かないことだ
腕組みをして目を閉じてみる
君の笑顔が浮かんだ時
肩をトントン
ほら、やっぱりね
さっき見たそのままの笑顔の君が立っていた
目と目で会話して
僕たちはゆっくりと歩き始めた
握り合った手と手の会話もいつも通りだ
そんなふたりを背中の夕日が
僕たちの前に長い影を作った