♪咲いて散るより 蕾でいたい・・・
それは、咲いてしまってから吐ける言葉です。
そう呟きたくなるほどの辛いことがあったのですね。
しかも女性ならではの言葉ですね。
しょい込む荷は、耐えれば耐えるほど重くなる。
まるで登山のリュックに沁みこむ雨のように・・・。
ぼんやりと思い出す一コマがある。
あれは立山への登山。
大学時代のリーダーだったと豪語していた人が最後尾となり、四人のパーティーは
富士登山以来二回目の僕が先頭をきる羽目になった。しかも女性が一人いる。夕闇は間近で、未熟者の僕でさえ危険を感じ焦った。力を振り絞って涸沢までたどり着き、自分のリュックをおろしてすぐに三人を迎えに下りた。背負えるだけの荷物を背負って励ましながら歩いた。際どいタイミングでテントを張り終わった時には、もう夕闇が迫っていた。夏登山とは言え、自称リーダーはあまりにも軽装だった。しかも登山靴ではなく履き古した革靴だった。三人の軽蔑の眼の前で、彼はしょんぼりと佇むしかなかった。翌朝の登頂は、当然ながら多数決で取り止めとなった。
もう四十年以上前のこの経験は、その後の僕の人生の生きた教訓となった。奢ることなかれ!念入りに準備しろ!万一の時のことを考えよ!女性を護れ!
「蕾でいたい」
夜の蝶だった彼女のテントの中での呟きだ。
テレビの限界 この閉塞感
YouTubeの解放感
職場から解放された酒場の自由
空間的雰囲気
制約のない奔放な発言
大きな転換期だな
新聞も然り
もうあたり前がどんどん
追い越されていく
葬りさられていく
♪流す涙で割る酒は だました男の味がする・・・
♪呼んでとどかぬひとの名を こぼれた酒と指で書く・・・
♪ほろり落とした幸せを あなたと二人拾う街・・・
♪涙枯れても 夢よ枯れるな
二度と咲かない花だけど・・・
♪男の嘆きは ほろ酔いで
酒場の隅に置いて行く・・・
照れ屋で意気地なしの僕が、歌の文句に心をのせて告ってみる(古い!)
それは慰めでもあり、励ましでもあり、ほのかな片思いでもあり・・・
何度かあったなぁ・・・
一度は内ポケットにケータイをonにして忍ばせて歌ったこともある。
スナックのママの勘は鋭い!
「誰か好きな人でもできたの?やけに情がこもってるわね」
負けずに答える
「こんな段階が一番イイのです。それから先は危険地帯」
「ナベちゃんらしいわね〜でも相手からすればこの意気地なし野郎!」
「わたしをおいて、浮気しちゃだめよ!」(どこまでが本気なのか?)
スポーツは卓球をしている。哀しいかな、年齢には勝てず、フットワークがままならない。今やっている世界卓球~平野美宇選手を応援している。孫の年齢に近い存在だが、プレースタイルが好きだ。戦いのあとのコメントや表情も好感が持てる。オリンピックに向けてファイト✊‼️
今日(2月11日)は、私たち夫婦の金婚式。
建国記念日なので、あっ、忘れてた!はこれまでに無い。
半世紀・・・長いような、あっという間のような、複雑な感覚。
僕個人的には、結婚までの四半世紀が壮絶過ぎたので、色々あったとは言え、
右肩上がりの時代の流れもあって、比較的安定した五十年ではなかったろうか。
ものは考え様・・・下を向いて生きれば暗い人生になってしまう。
苦しくても、辛くても、上を向いて歩けば、希望が湧いてくる。
そして現実、たくさんの人たちの支えがあって乗り越えてきた。
しかし他方、家内からすれば、言いたいことは山ほどあるだろう(たぶん)。
廻りと比較対照してみると、良き伴侶に恵まれた・・・の一語に尽きる。
遅まきながらでも、恩返しの心で生きなければ!との思いを強くする。
今僕が腹立たしく思っている事(人)は、
本当は的外れな大したことではなくて、
実のところ、
自分自身に腹を立てているのだ。
この意気地なし野郎!
我慢して 我慢して 我慢して
とことん我慢していると
それが何時かしら当たり前になる
継続 継続 継続
腹八分目から六分目へ
断酒 断酒 断酒
果ては 三日間断食
我なりルールに忠実に従えれば
目標は達成できる
体重65キロ
ゴールは近い!
横たわるきみの横に
朝のひかりが射している
過去の重さを洗おうとして
辿り着いた深い眠りよ
別れようとする魂と
出逢おうとする魂と
ああ体中輝きながら
旅立って行け朝に
モーニング モーニング
きみの朝だよ・・・
・・・・・・・・・・・
生まれようとする魂と
老いぼれて行く魂と
ああ人間のはしくれに
生まれてきたというのに
・・・
変わろうとする魂と
澱んでしまう魂と
ああ体中輝きながら
旅立って行け朝に
・・・