夢の中で彷徨い歩く自分がいる
そうかと思えば・・・必死に立ち働く自分がいる
なんとも勇ましくテキパキとこなす自分がいる
ふっと疑念を抱いて振り向き見れば
そこは荒野のど真ん中だったりする
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♪そこにあるから 追いかけて
行けば はかない逃げ水の
それがしあわせ あるよでなくて
だけど夢見る 願かける
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来るべき人は来る
去るべき人は去る
生者必滅、会者定離
♪遠く遠く 何処までも遠く 流れる河で
暮れかかる空に あなたを想い
今日も待っています
愛しい人よ 私は歌う
千もの言葉 願いをこめて
遠い昔のお伽噺の 恋のように
どれだけ待てばいいのですか
ああ 届かぬ愛を
二人の運命 知らぬ河は
淡い夢をのせて
流れていくようで
現実は容赦なく、襲いかかってくる
これでもか・・・これでもか・・・と
僕はファイディングポーズをとる
傍目には弱弱しいかもしれないが・・・
打たれても、打たれても
ダウンしても
僕は立ち上がる
何度でも、何度でも
喰らったパンチの痛みが
陶酔の世界へ引きずり込んでゆく
これをノックアウトと言ううのか
雨を喜ぶわけではないが、梅雨らしい雨が降っている。
物思いに耽らせるような、静かな雨が降っている。
昔と違って、段々とそれぞれの季節感が希薄になってきていると感じる。
衣替えにしろ何にしろ、昔のような感覚は戻っては来ない。
エアコンの所為もあるかも知れない。
昔はゆっくりと時が流れていたように思う。
いつの時代だって、時間に変わりはないはずなのに・・・。
こうも気忙しく、背中を押されるような感覚は、昔はなかったような・・・。
何事も「察知能力」が大事です。
事によっては・・・
爆発される前に目を向ける。
声をかける。
タイミングを誤ると・・・
躓きます。
火傷を負います。
大けがをします。
僕の性格上・・・
「逃げるが勝ち」が出来ません。
狂気の時代には、正気なことを言う者が、狂気じみた人間にされる。
主義、主張を言い合う前に、まず一人間としての素直な心を確立すべし。
そうとは思わないかい?
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「人類が生き残ること・・・これがすべてに優先する。文明も繁栄も、
自由主義も社会主義も、それは人類の生存が前提である。人類の未来が
あるか、あるいは破滅か。その解答の出ないまま私は死んでいく。
ただ私の最後の言葉として遺したいのは、人類がこの地球に生き残りたいと
思うならば、核兵器を全廃しなければならない。」
バートランド・ラッセル
貴女が逝った年齢を倍も超えちゃったよ
今更、鎮魂でもないけれど
それに相応しい事と言えば・・・
貴女のことを忘れない・・・ってことかな
ああ、いつだって忘れちゃいないさ
もちろん、貴女が生きてる時に
ああすれば良かった、こうすれば良かった・・・はあるさ
でも、それは不可能中の不可能
貴女は、現実の僕の中に生きている
僕は、そちらの貴女の何なんでしょうか?
弔い? 鎮魂? 回向?
せめて・・・夢にでも出てきてくださいよ
語りましょう
あの頃のことを・・・
僕という人間を形成してくれた
あの頃のことを・・・
己が心に鞭を打つ
しっかりしろよと 鞭を打つ
馬の尻でもあるまいが
その痛みは
やがて
心の襞に 浸み込んでゆく
老体に
徒歩の刑は堪える
しかし
歩まねば
あそこへは
たどり着けない
だから ひたすらに
歩を進める
額の汗が 背中の汗が
心の汗と思えるか