正しいことを言えば、必ず真反対のの意見が出る
そしてそれが大半を成し、正論を押し切り抹殺しようとする
抹殺とまでは行かなくても、トーンダウンさせようと圧力をかける
マスメディアの屈辱
スポンサーとの板挟み
一般大衆の見えないところで、壮絶な闘いが繰り広げられているんだろうな
肩書を奪われて、ただの人になったって
その志だけは失わないでほしい
キャスター、教授、評論家、そして・・・あなたも、あなたも・・・
極左、極右と言うけれど
極端がわずかばかりの変化を生じせしめるという見方もある
そしてそれを見込んだような極端論もある
隠れ蓑を纏った○×主義者もいる
あそこにも、あそこにも・・・
誰から見て、左なのか、右なのか
それこそが問題だ
そこに○が絡むからこそ、問題を複雑化させるのだ
中道や是々非々の曖昧さ
巧い絵なんて、幾らでもある。しかしよい絵はほとんどない。まして凄い絵は〜。
それが惟朔の結論だった。惟朔の描く絵は巧い絵であり、しかもその年齢にしてはという注釈がつく。そこそこに巧い絵にすぎないのだった。
なぜ芸術家と呼ばれる存在があらわれるかといえば、才能が努力やそれで得られる技術を超越するからだ。
花村萬月 「百万遍 青の時代」
これほどまでに・・・
相手の心が読めてしまう自分が嫌で
僕はいつも微妙な笑いを作っていた
大方は、それで場を凌げたのだけれど
ごくたまに・・・
そこまでも見透かしてしまう人物がいるのには
僕自身、かなり戸惑った
その人と目と目が合ったとき
「ごめんなさい、何も言わないでください」
と、僕は目で哀願した