サック サック お百姓さんが鍬を振る このペースが大事だな 急がず、焦らず 「精が出ますね〜何が植わりますか?」 「ネギですわ」 ぼくより十は上かな ベテランの味 赤とんぼが畑の上を飛び回っている
雲が流れる 微風が吹く 坂道の木陰は 天然のクーラーだ 眼下の畑で鍬を振る 老人の麦わら帽子が揺れる 「昨日は、待望の雨でしたね」 「いやぁ・・・ありゃ降りすぎだ」 「・・・・・・・・・・・・・・」 赤とんぼが せわしく舞っていた
変に構えないで 描こうと思えば 描けばいい 書こうと思えば 書けばいい スケッチブックはどこだ 原稿用紙はどこへやった 4Bの鉛筆 青いインクの万年筆 なにかしら むずむずする 心の痒み
午後の職員室 あなたよ まぶたをやさしくつむりなさい そうしてしばらく もういっぺん眼をみひらいた時 眼のまえのもの みんな いっせいに いきいきと あなたに与えられるでしょう ふりこぼれる陽光 机に鼠色のかげをつくり ひからびてしまった朱墨のビーカーを透かし なんのために置いてあったのか小さい盃 インク瓶 糊瓶 紙箱 あらゆるものにふりこぼれて ささやかな存在のそれら みな ふかぶかと やさしい姿に輝きわたるではないか
待っている ずっとずっと 待っている 黙って 待っている なぜ 発信しないのか って? それでこそ 待つ ってことだから
その場にいない人を蔑む 死人に鞭打つ それで 平然として居られる むしろ 誇らしげでもあり 言葉上はそうではない それは わかっている あくまでも 心の問題なんだ
見えてしまった心を 見てしまった心を 見せられた心を 僕は・・・ 敢えて言わないでおく 言ってしまうのは 僕の自己満足であって 相手のためには なんの効力もないことだと 本能的に知っているから
超鈍感な僕だけど 見えてしまった心 見せられた心 丸め込まれる心 ぼくだけが知っている ぼくだけが見てしまった 本人も気づかないさもしい心 見たくなかった心
なんでも してやってるって 思いあがったら アカンで させていただける そういうわが身の ありがたさが 身に染みて 心に染みて わからなアカン
ヒューマニストと言われようが アイデアリストと言われようが 求めるものは 追い続けなければならない 見つめ合うだけで ハートを感じあえる その人を 探し求め続けなければならない
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