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君は点線で
僕は一点鎖線で
その線がピタッと重なった時
太く強い実線となる

なぜ僕が鎖線なのかって?
乱れのようでありながら
一定のリズムを保っている
かろうじて・・・そんなところかな

曲線はまったく想像できない
絡まるばかりだから
ぐちゃぐちゃになるだろうから

だから僕は
99パーセントありえない
実線を追い求めてきた

夢と言ってしまえば
儚すぎる
悲しすぎる

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posted by わたなべあきお | - | -

カントリーロード

故郷は

場所ではない

自分の

心の中にある

だから

何時だって帰れる

母にも

何時だって逢える

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待ってました

振り出しに戻ること

これを億劫がってはいけないな

想像と予見は

時に間違った道に迷い込む

勇気ある下山的後退も大事なんだ

発想の転換

方法の練り直し

思わぬ所から光が差し込んで

対象物が浮かび上がってくる

待ってましたよ

あなたの登場を25.9.13-1.jpg

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旅の終わりに

ときめきを失ったとき

それが旅の終わり

そこからまた

深くて長い旅が始まることを

あなたは知らない

それは

教えられるものではなく

気付くものだから25.9.12-3.jpg

posted by わたなべあきお | - | -

秋風

流離い人の子守歌は

もう歌わない・・・

秋風の声を翻訳したら

そう聞こえたのです


うん・・・

的確な訳だと思います

事実

そのように歌詞を風に

託したのですから25.9.12-4.jpg

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僕らしい

欲しい!と思った買い物を

一日我慢すると

明くる日には、それほど欲しいと思わなくなるように

発信を我慢する

その無言が

たくさんの言葉を吐き

膨大な思いを発信する

そんなややこしく遠回りな表現が

むしろ僕らしいなと思うのです



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いつだって

言葉としては届いたのだろう
でも
心は届いちゃいないんだ

むしろ
正反対に受け取られ葬られる
揚げ足取りとも思えるような
ある一言をめぐって
延々と論戦が始まる

僕はいつも敗者だね
沸々と湧き上がるものはあっても
僕は心の隅に閉じ込める
破れそうな膜を
二重三重にガードして

いつだってそうなんだ
いつだって25.9.12-2.jpg

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捻じれ

何も言わない・・・

そんな優しさもある

言葉を用いず・・・

心を送る

疑心は、心底信じていない印かもしれないね


呼び戻した日常は

活き活きとしてますか

遠くに追いやった非日常に

未練はありませんか

きみには

両者を併せ持つ器用さはないからな


きみは

僕の中の美的なアンバランスを知らない

奇異に受け止め疑問符を投げかける

永遠に交わることのない

捻じれの位置関係

せめて・・・

座標軸の起点だけでも

共有していたかった





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笑顔

笑顔というものを

遠い過去に置き忘れたきみが

笑った・・・

それだけ笑わなかったのかと思うほど

清楚な顔の

意外な場所に

僕は鮮明な皺を見つけて驚いた25.9.5-1.jpg

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挿絵

拙い僕の詩に

きみが挿絵を描く

それがあのころの

二人の約束でしたね


きみはずいぶんと

素敵な絵を描いてくれたのに

僕の詩は

ちっとも進まなくて

発想の貧弱さを嘆いたものさ


いっそ画集にして

僕がその横に

ちょこっと書く方がよかったのかな

それでも

気の利いた言葉は生まれなかったような

気がするよ
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posted by わたなべあきお | - | -

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