浦島太郎の「玉手箱」の中味は「時間」であった。
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高級な動物は自分の老いを悟り、次のリーダーに地位を譲って、群れから離れて行ったりするが、それでも自分の一生についてことさら考えたり、ましてそんな状況をもたらした時の流れについて考えたりはしない。
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今より先の時間のことを未来とも将来とも呼ぶが、二つの言葉の意味合いは違っていて、未来はただの未来だが「将来」には人間の願いや期待を含めてのいろいろな意思が被せられています。
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「時間」はいわば「存在」を証しだてる影のようなものです。人間の存在、私たちの人生は限られているからこそ、つまり自分の在り方について意識するからこそ、人間は時を強く意識し時間について考えるのでしょう。
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石原慎太郎
「好奇心」とは
「奇」を「好む」「心」である。
たぶん、弱い人間が警戒心を高じさせて
「奇(異)」に対して
敏感になったせいで
身に着けた本能的なものなんだろうね。
糸井重里
○遠回りしてやるのも
素晴らしいこと
○やるか
やらないかですよ 人生は
○人生にマイナスはないですね
マイナスはプラスにするための
準備期間だと思います
桑田真澄
死ぬということは
誰しも
死に向って老いていくということです。
死は人間にとって
最後の将来であり最後の未知です。
石原慎太郎
人間は夢を見ることで、
無意識の中に潜在している願いや不安や不満といった
観念を顕在化することが出来る。
フロイト
夢は喪失を生け入れていくための儀式のようなものだ。
人生は獲得と並行しての喪失の連続ですから、
夢を見るということでようやく人間はある平衡を
取ることが出来るのかも知れません。
「楽は苦の種、苦は楽の種」という言葉がある。
今している苦労は、将来の楽や幸せにつながるが、反対に今、楽をしていれば、
将来苦労することになるということ。
人生とは不思議なもので、若い頃死にたいくらい嫌だと思ったことや、落胆したこと、悲しかったことなども、年を重ねた後で考えると、「だから良かった」「そのお陰で今の自分がある」というようなことは多くある。
本当は苦の中に幸せの種が撒かれているのだが、それに気づかず、文句や不平を言ってしまうと、その種には芽が出ない。苦にあっても、その中でいいことを見つけ、それに感謝する人にだけ、芽が出て幸せの花が咲く。
すべての苦労は、自分を磨いてくれる磨き砂。「だから良かった」と全てのことに感謝できる人でありたい。
曽野綾子
○感情に任せた発言は
良くない結果を生んでしまう場合がほとんど
○謝っても
口から出た言葉が口の中に戻ることは無い
○それらを正当化するために
更に威圧的な言葉になれば
落ちる穴はどんどん深くなって行く
○陰口というのは
「負け犬の遠吠え」です
○生活は体つきに
性格は顔に出る