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見えないところで…

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ナニクソ!

◯過度な感傷は重荷だが、感傷のないところには人間味もない。


◯人生の最後の切り札には、何糞!と書いてある。


      【毎田 周一】

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父の恩師は、「ナニクソ先生」と呼ばれた人でした。

松江市長にもなられました。

父の出版した本の序文や推薦文を書いてくださいました。

「何糞」……俗っぽい言葉ですが、核心をついた言葉です。

負けん気、根気、そして慈悲心

人間の器を形成する、欠かせない要素です。

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最下段

 ◯老年の自覚というものはあり得ない。

  生命が生命であるかぎり。


 ◯いつも人生の最下段に自己を発見するものにのみ、
  
  瑞々しい生命が恵まれる。


      【毎田周一】

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◯貧こそは、独立の砦。


◯安楽を欲して、人は生活を縮めてゆく。


    【毎田周一】

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強さ 弱さ

 
  ◯大きい声を出すものに 力はない。


  ◯強がる人は弱い。

   自己の弱さの認識は強い。



      【毎田 周一】



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さよなら

   さよならも力を与えてくれるものだ

私は、これまでの短い半生のなかで、多くの人との別離を経験してきた。
彼ら、彼女たちは、私にサヨナラとはひとことも言わなかった。
それでも歳月は、私に、彼ら彼女たちの笑ったり、歌ったりしているまぶしい姿を、
ふとした時に見せてくれる。
人の出逢いは、逢えば必ず別離を迎える。それが私たちの‘生’である。生きていることがどんなに素晴らしいことかを、さよならが教えてくれることがある。

        【伊集院 静】

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詩人

ある詩人の友が言った

「彼は 詩作を止め 山中深く 入り込んだ」

「だから 彼は 本物の 詩人になった」


奥深い言葉だな…

人間に付き纏う

名誉欲…利欲…我欲…


自由人とは、僕らごときが考えるソレとは

桁外れの人種なんだろう

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 私は今も、前方に光明を見ている。闇の中に一点の光を見る。闇というものが
如何に厚っぽい、重々しい、深い遠い垂れたものかということと、そういう完全な
闇の中にも一つの点の明るさがあって、それはぼうと白く霧の中の明るい小さな穴を
なしていて、しかもその穴からはいくら外をのぞいてみても、仮相の形象の何一つ
見えないということを、私は丁寧に知った。これは経験である。自分の指先さえ
見えない深い木の間の闇夜より、なほ厚い閉ざされた垂れ下がった闇があったことを、
私は戦後にまざまざと経験して知ったのである。しかし私は自分がその闇の住人となる
「不安」を毛頭も意識しなかった。
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昭和二十年代から三十年代の前期にものを学び教えられた若い年代は、最も卑しい者や
卑しくなったものに、卑しい方法で卑しいことを教わったということを、一度反省して
みる必要がある。たしかに卑しいと納得し、しかもそれを自分の責任で反省する者が、
次代のまことの変革精神の核となることを私は信じている。

          【保田与重郎】

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人生の休憩

「頑張り抜いて、もうあかんと思たら、休む。

何もかも投げ出して休憩する。そうせんと、取り返しのつかんことになる。」


「相手を傷つけたと思うことで、自分が傷つくということもするなよ。」


      「焚き火の終わり」 【宮本 輝】

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染み込む

     何度も読んでみると、

     身体の奥に、詩の一節が

     染み込むように入る時がある



 私は若い頃、教師にこう教わった。
「良い本、良い小説は、一度読み終えてから、十年後、二十年後に読んでみると、
初めて読んだ時には発見できなかったものを見つけることができる」
 人が生涯で何度か読んだ小説は、やはり良い小説なのだろう。
 詩集などはその典型で、何度も読んでみると、ある時、身体の奥に、
詩の一節が染み込むように入る時がある。
 それは友人との再会に似て、人も書も、接する側の成長によって見え方、
読み方が違うからかもしれない。

         【伊集院 静】

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 まさにそれを実体験してる。もうあの本は読んだ…と、本棚で埃を被った本たちを

引っ張り出して、読み直している。するとたしかに

「あれ、この本こんな内容だったっけ」となることのなんと多いことか。

いいも悪いも、楽しみも苦しみも、経験が心を感性を成長させているのだろう。

百科事典に、本棚のスペースを占領させておいてはいけない。

posted by わたなべあきお | - | -

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