狂気の時代には、正気なことを言う者が、狂気じみた人間にされる。
主義、主張を言い合う前に、まず一人間としての素直な心を確立すべし。
そうとは思わないかい?
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「人類が生き残ること・・・これがすべてに優先する。文明も繁栄も、
自由主義も社会主義も、それは人類の生存が前提である。人類の未来が
あるか、あるいは破滅か。その解答の出ないまま私は死んでいく。
ただ私の最後の言葉として遺したいのは、人類がこの地球に生き残りたいと
思うならば、核兵器を全廃しなければならない。」
バートランド・ラッセル
出来る 出来ない じゃない
やるんだ!
そうなんだよな・・・・
やろうとしない自分が情けない
やれるのは、おまえだけなんだよ
他の人の目には、私の人生は成功の典型的な縮図に見えるだろう。しかし、仕事を
除くと喜びの少ない人生だった。人生の終わりには、富など私が積み上げてきた人
生の単なる事実でしかない。病気でベッドに寝ていると、人生が走馬灯のように思
い出される。私がずっとプライドを持っていたこと、認められることや富は、迫る
死を目の前にして色褪せていき、何も意味をなさなくなっている。
この暗闇の中で、生命維持装置のグリーンのライトが点滅するのを見つめ、機械的
な音が耳に聞こえてくる。神の息を感じる。死がだんだんと近づいている。今やっ
と理解したことがある。人生において十分やっていけるだけの富を築き上げた後は
富とは関係のない他のことを追い求めた方が良い。もっと大切な何か他のこと。
それは、人間関係や、芸術や、または若い頃からの夢かも知れない。
終わりを知らない富の追及は、人を歪ませてしまう。私のようにね。神は誰もの
心の中に、富によってもたらされた幻想ではなく、愛を感じさせるための「感覚」
というものを与えてくださった。私が勝ち得た富は、死ぬ時に一緒に持っていける
ものではない。私が持っていけるものは、愛情に溢れた想い出だけだ。これこそが
本当の豊かさであり、あなたとずっと一緒にいてくれるもの、あなたに力を与えて
くれるもの、あなたの道を照らしてくれるものだ。
愛とは何千マイルも超えて旅をする。人生には限界はない。行きたいところに行き
なさい。望むところまで高峰を登りなさい。全てはあなたの心の中にある。全ては
あなたの手の中にあるのだから。世の中で、一番犠牲を払うことになる「ベッド
(賭け)」が何か知ってるかい?シックベッド(病床)だよ。あなたのために、
ドライバーを誰か雇うこともできる。お金を作ってもらうことできる。だけれど、
病気になってくれる人は見つけることはできない。
物質的なものはなくなっても、また見つけられる。しかし一つだけ無くなってしま
っては再度見つけられないものがある。人生だよ。命だよ。手術室に入る時、その
病人はまだ読み終えていない本が一冊あったことに気付くんだ。「健康な生活を送
る本」あなたの人生がどのようなステージにあったとしても、誰もが、いつか人生
の幕を閉じる日がやってくる。家族を大切にしてください。パートナーを大切に、
友人を大切にしてください。そして自分を丁寧に扱ってあげてください。人を大切
にしてください。
ステイーブ・ジョブズ
男は何で自分を磨くか。
基本は「人間は死ぬ」という、この簡明な事実をできるだけ若いころから意識することにある。
もう、そのことに尽きるといってもいい。何かにつけてそのことを、ふっと思うだけで違ってくるんだよ。
自分の人生が有限のものであり、残りはどれだけあるか、こればかりは神様でなきゃわからない。
そうなってくると、自分の周りの者すべてのものが、自分をみがくための「みがき砂」だということがわかる。
逆に言えば、人間は死ぬんだということを忘れている限り、その人の一生はいたずらに空転することになる。
仕事、金、時間、職場や家庭あるいは男と女のさまざまな人間関係、それから衣食住すべてについていえることは、「男のみがき砂として役に立たないものはない・・・」ということです。
その人に、それらの一つ一つをみがき砂として生かそうという気持さえあればね。
池波正太郎
〇苦しみ働け、常に苦しみつつ、常に希望を抱け。永住の地を望むな。
此の世は巡礼である。
〇人間がもっとも心をひきしめなけれなならないのは、不況に際してではなく、
好景気のときなのだ。
〇どんな花にも、どんな木にも、みな名前がある。雑木林というのは
人間の作った勝手な言葉だ。
山本周五郎
○人生の生き方の理想としては、いつどこで命が果てようとも、それを以て、
わが終末と同時に、わが「生」の完結であるような生き方をしたいものである。
それには、何時「死」に見舞われるか知れぬ己が「生」の有限性を徹見して、
わが生涯の終末を、常にその念頭から放さぬ心掛けが大切である。
森 信三