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ブックエンド

私の両親は、いわば対になったブックエンドようなものだったと言っていい。

中身がどんなものなのか考えようともせず、必死になって左右から押さえ込み、

表面を取り繕ろうための努力を惜しまない。本が逆さまにならないように、棚から

落ちてしまわないように、彼らは気を配り続けた。そして私は、おかしな言い方に

なるが、そんなブックエンドにはさまれて育った一冊の本だった…。

         
         【小池真理子「恋」】


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状況を引用して、自分に当てはめてみたら、僕は父の書斎の中の膨大な量の本たちの

なかで、引き出されることもなく積み重ねられた本たちの中に挟まれた、一枚の

メモ用紙的存在だったのかも知れない。僕自身が何かに書き残している。

「そこに家は存在していたが、家庭がなかった…」事実、ごく稀に立ち寄っても、

僕自身の部屋というものは存在しなかった。もし、帰ってきた時のために…という

思い遣りも無かったというわけだ。

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死の意味

「近しい人の死の意味は、残った人がしあわせに生きる以外、何もない。」

人の死は、残った人に、ひとりで生きることを教えてくれる。

それを通過すると、その人は少しだけ強くなり、以前よりも美しくなっているはずだ。


       【伊集院 静】

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必然

人生はそう簡単には括れない。  

すべて、人が通りすぎてきたことは必然だったと考えるしかない。

私自身が通りすぎてきた過去が、どうあがいても避けることのできない

必然のからくりの中にあったのと同じように。

   
         【小池真理子「沈黙のひと」】


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タイムスリップして、過去のあの一瞬に帰れたとしても

それから先すべてを変更することはできないはずだ。

何事も起こるべくして起こった必然事だったのだ。

変えられるとしたら、これから先の未来だ。

逆転サヨナラ満塁ホームランなんて夢見ないで

僕はデッドボールを選択する自分が見える。

鮮やかな身のこなしで、投手も捕手も、そして

アンパイヤまでも騙して…

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友達

困った時、助けてくれたり
自分のことのように心配して
相談に乗ってくれる
そんな友人が欲しい?
馬鹿野郎!
友達が欲しかったら
困った時助けてやり
相談に乗り
心配してやることだ
そして相手に何も期待しない事
それが友人をつくる秘訣だ
優しくしてほしい
話を聴いてほしい
分かってほしい
愛してほしい
ほしい。。。

まずは【自分から】てすね♪
相手に与えて与えて与えて
何もしない

「友情というのは
こっちから向こうへ一方的に
与えるもので
向こうから得られる何かではない
友情とは自分の相手に対する気持ちだ」


         【北野 武】

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流言

「よく覚えておくのよ。誰かを悲しませる嫌な話や噂話があったら

あなたの胸で皆止めるの。この先ずっとそうしなさい」


 【流言は智者に止まる】  (荀子)


             【伊集院 静】


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「ねぇねぇ知ってる?ここだけの話だけど…

あのひとね、◯◯◯なんだって、、、」

これに近い話がSNS上では溢れかえっている。

さも事実であるかのように。怖い世の中である。

自分で止めおく存在でありたい。

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再会

何度も読んでみると

身体の奥に、詩の一節が

染み込むように入る時がある。

それは友人との再会に似て、人も書も

接する側の成長によって見え方、読み方が

違うからかも知れない。


         【伊集院 静】

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映画もそうだな。

前に観た時とは違う感動を覚える時がある。

こんなストーリーだったっけ?

こんな結末だったっけ?

僕の習性で…名脇役に惚れ直す。

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淋しい時間

…その淋しいという気持ちが実はとても大事なんだ。

淋しかったり、孤独だったりする時間をしっかり持てた人は、

来るべき相手にめぐり逢った時、その人の良さや、やさしさが以前より

よく理解できるようになる。いい恋人がいるとは、皆、孤独で、

淋しい時間、自分は何なのか、を見つめていた人だ。


       【伊集院 静】


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これは体験上、実感として受け入れられる。

まさにそうなのだ。

二十歳すぎ…大失恋のその後数年間、空白とも言える時を過ごした。

他人から見れば…夢遊病者のような…

叔父に言わせれば、「おまえは世捨て人みたいなやっちゃな」

実際第三者からすれば、そう見えたにちがいない。

腑抜けではないが、いつも遠くを見ていた。関わった女性みんなが

同じ言葉を口にした。

「あなたはいつもどこか遠くを見ている…」

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忘れられない奴

     私は、「思い出されるような奴」になるよりは、

     「忘れられない奴」になるべきだと思っています。   
   

               【寺山修司】


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「楽しいと楽は対極だよ。

        楽しいことがしたいなら

          楽はしちゃダメだと思うよ」


               【甲本ヒロト】

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現状維持

  

  人間は、進歩か退歩かの何れかであって、

  その中間はない。

  現状維持と思うのは、じつは退している証拠である。


      【森 信三】

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噛みしめる

   お酒は、利き酒の飲み方にかぎる。

   同時にそこには、

   すべて物事の味を噛みしめる秘訣がこもる。


         【森 信三】

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がぶ飲みだの、一気飲みだの

もっての他…というわけか…

小料理屋のカウンターの奥の、その姿

そこに醸し出されるオーラ

僕もそんな飲み方でありたい

posted by わたなべあきお | - | -

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