その昔、いとこの結婚披露宴で僕は歌った。
♪いたいけな眼差し 投げ続ける君は
ひたむきな心を 隠そうともしない
変わらない憧れを 背中に映し
逢うたびに君は 美しくなる
限りなく蒼くさい きみの夢を
裸になって抱き 抱きしめたい
移ろいの多さに かすり傷を恐れ
誰となく心に 壁を建てる中で
かげりない輝きを 背中に映し
逢うたびに君は 美しくなる
ためらいも疑いも きみの夢に
地平こえて飛び 飛び散って行く
気負わずに熱い 君の足音がはずむ
さわやかに熱い 君の歌声が響く
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「逢うたびに君は」 小椋 佳