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読書感想文

「関わらないこと」が差別となることの怖さ

ひそひそ話が広がることの怖さ

同情心が生む普通でない関係

犯罪者、人種、出生や生い立ち、・・・

「ちょっと、ちょっと・・・内緒の話だけど・・・」

ここから生まれる差別の怖さ

もちろん当事者には、その意識はない

自ら先手を打って、告白する人もあり

何層ものベールで覆い隠そうとする人もあり

なんと身近であって、奥深い問題なんだろう

(東野圭吾の「手紙」を読んで)27.4.18-2.jpg

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究極の優しさ

絶縁状は、(究極の優しさ)かもしれない。

読後、僕は、心底・・・そう思ったのでした。

弟は、小説(東野圭吾:「手紙」)の世界でなく、

現実世界で、それを体現してみせた。

そこまでの意識もなく・・・結果として小説にも勝る迫力で。





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人生

物事に優先順位をつけるのは、大事なことだと考える。

場合によっては、あるものを捨てるくらいの覚悟が必要だとも思う。

棄てるというわけではない。

最期の一本の糸は残しておかなければならない。

「二兎を追うものは・・・」の譬えもある。

しかし・・・

そうは言いながら〜というのが、この娑婆世界である。

本当の勝ち負けなんて、誰にも分からない。

そしてまた、人生を勝ち負けで語るものでもない。

じゃあ・・・どうすれば?

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正直

正直が一番です

何よりも正直であるべきです

最初の軽いつもりの嘘も

次から次へと重ねなくては収まらなくなってしまいます

装った(お涙ちょうだい)も惨めです

だからと言って、居直りもまた惨めです

だから、やはり最初から最後まで

そう最期まで

正直者で貫くべきです

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対義語

対義語あそびができなきゃ

書けるものも書けないね

神⇔サタン

救い⇔苦悩

善⇔悪

愛⇔憎しみ

光⇔闇

・・・・・・・・・・・・・・

尾崎 豊が上手いこと言ってたな

何だったかな?

思い出せない・・・

ナルホド〜と思ったんだが・・・

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私信

「文化と書いて、それに文化(ハニカミ)というルビを振る事、大賛成。私は、優、という字を考えます。これは優(すぐ)れるという字で、優、良、可なんていうし、優勝なんていうけど、でも、もう一つ読み方があるでしょう?優(やさ)しい、とも読みます。そうして、この字をよく見ると、人偏に、憂うると書いています。人を憂える、人の淋しさ侘しさ、つらさに敏感な事、これが優しさであり、また人間として一番優れている事じゃないかしら。そうして、そんなやさしい人の表情は、いつでも含羞(はにかみ)であります。私は含羞で、われとわが身を食っています。酒でも飲まなきゃ、ものも言えません。そんなところに『文化』の本質があると私は思います。『文化』が、もしそれだとしたら、それは弱くて、敗けるものです。それでよいと思います。私は自身を、『滅亡の民』だと思っています。まけてほろびて、その呟きが、私たちの文学じゃないのかしらん。どうして人は、自分を『滅亡』だと言い切れないのかしらん。文学は、いつでも『平家物語』だと思います。わが身の出世なんて考えるやつは、馬鹿ですねえ。おちぶれるだけじゃないですか」

               河盛好蔵(太宰 治からの私信)

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孤独

(夏山と冬山との違いは寒さだけではない)
・・・・・寒さだけなら、寒くないような準備さえすればしのげるけれど、それ以外にあるとすれば・・・・それは孤独であった。夏山にはどこかに人がいた。小屋があった。鳥もいるし動物もいた。花も咲いていた。だが冬の山には人はいなかった。小鳥の啼き声も聞こえないし、草木も眠っていた。
 加藤は身ぶるいした。冬山の寒さは孤独からくるものではなかろうか。すると、冬山に勝つには孤独に勝たねばならない。
「おれは孤独に勝ってみせる」
加藤は震えながらそうつぶやいた。

                「孤高の人」(新田次郎)

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自問自答

『自分の中での

      問答というものが

             その人を育てる』


                (糸井 重里)

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背景の記憶(171)

「きみの夢を見たんだ」

『どんな夢?』

僕は、はぐらかす意味ではなくて、その問いには答えなかった。

『ねぇ〜、どんな夢?』

再度せがまれたが、やはり僕は黙っていた。

「願望なのかなぁ?」

僕は、独り言のように呟いた。

何かを期待してたのか、的はずれと思ったのか、

それ以上、彼女が問いかけることはなかった。

僕はただ・・・

夢の中身を言葉にしてしまうと、すべてが消えてしまうような気がしていた。


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