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螺旋の炎

僕は

妙に達観したような人が嫌いだ

あたかも人生の何たるかを語ろうとするような

そんな奴は好きになれない

人生、幾つになったって

挑戦じゃないか

向上心に天井は無いんだよ

螺旋の炎が天空に向って上り詰めて行く

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焼却処分

怒りを、憎しみを

愛のフィルターで沪過して

沈殿物は凄まじい悪の黒い塊ですから

温かい心のマッチで

燃やし尽くしましょう

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煙幕

如何なる分野であれ、暴力はダメでしょう。

口汚い罵詈雑言、そこらの物を投げつける、殴打する。

指導的立場の人間が、己の至らなさを省みず、

すべてを対象者の所為にして、怒りを爆発させる。

もはや・・・病気・・・精神異常。

そういう奴ほど、熱心さのあまりと、自分を正当化し、煙幕を張る。

統一○○も、○○○モーターも、そしてわが身近な組織も

本質は一緒だ。

それが日本だ、日本人だ。

真の犯罪者は誰だ?

世の中の常識は、逆さに考えて正解なのだろう。



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天の恵み

「粗衣粗食」どころではなかった

真夏の炎天下の広島

一か月間、水ばかりを飲んで過ごした

ひもじいとは欠片も思わなかった

水だけでもあれば、それが嬉しかった

戦時下の兵隊さんを思えば・・・

空襲の住民を思えば・・・

何のこれしき・・・

そんな時、故郷の父から届いた小包

白米五合と田舎味噌

これほど有難いことはなかった

まさしく<天の恵み>

僕は生還した



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瞑の照覧

『大方は 人めつつしむばかりにて

          瞑の照覧 思はざりけり』



「行者、仏を忘るれば、仏、行者を忘れる」


             (日扇聖人)

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夢の構造

夢にも種類があるようで

それを分析するほどの知識も暇もないが・・・

おのれの願望の具現化であったり

深層心理の表面化であったり

兎にも角にも

登場人物のバリエーションには驚かされる

昨夜の夢は

あなたが現実に想起した事なのだろうか

そう信じたい僕がいる

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都会のオアシス

都会のオアシス

それは・・・あなた

雑踏の中の静寂

それも・・・あなた

僕はやすらぎの中で眠る

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化 身

あなたが呼び止めてくれた

と思ったのだが

やはりそれは勘違いで

僕の想いの中の偶像が

あなたに化身させたのでした

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心 眼

衝動的判断は止めにして

かと言って・・・

熟慮し過ぎて

絶好のチャンスを逃さないで

脳の誤作動

心眼のぼやけ

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大事にしよう

閃きを大事にしよう

直感を大事にしよう

第一印象を大事にしよう

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