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意外な原因

夜、電話あり。

お得意先からだ。

「ナベさん、実は娘の家のことなんだけど・・・台所のコンロの火が点かないらしいんだ。見に行ってやってくれんやろか。もう15年くらい経ってるしな・・・アカンかもしれんけど」

到着後、聞くと「電池は換えたけど点かないんですよ。」とのこと。

よくプラスとマイナスの間違いもあるので、確かめたがそれは大丈夫。

はて・・・?これはほんとに交換時期かな〜とも思ったが、ふと電池の接点部分に目が止まった。よく見ると、青いサビが付着している。これかな?

ハサミの先で擦り落として、電池をセットし直してみた。

すると・・・chi chi chi chiの音がして着火した!

「原因はこれだったようですね。もうしばらくは大丈夫でしょう。」

「ありがとうございました。ほんと助かりました。」

よかった・・・よかった・・・。

23.8.22ビルトインコンロ.jpg

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撓う



雪の重みに

頭が地につくほど

押さえつけられても

強靭な撓りで

時を待つ



やがて

雪は融け

竹はすっくと立ち上がる

何事もなかったかのように

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振り向けば・・・

個性的なあなたは

identityが確立している

つまらない迎合を嫌う


イエス・ノー

好き・嫌い

賛成・反対

すべて即答

はっきりしている


そのように生きてきた

これからも

そのように生きるだろう


ところで僕は?


振り向けば

あなたほど明確ではないが

くねくねしながら

ある一点に向かう

足取りはわかる

23.8.14流星群(支笏湖).jpg

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ゆっくり・・・

サプライズのない

日常に慣れましょう

それでこそ

日常なのですから・・・



ならば

どんなにちっちゃなことでも

あれば

嬉しいじゃないですか



そう思えば

視点も変わってくるね

ゆっくり

じっくり23.8.15ビタルバ.jpg

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送り火

紆余曲折のあった

五山の送り火23.8.16送り火.jpg


各地の祭りもそうだけど

初めは

至極切実なシンプルな心から

生まれたものなんだろうな

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終戦の日

Gyaoで「戦艦大和」を見ていて

ハッとした

大和沈没の日は

隆夫叔父が特攻隊で散った日と同じだ


1945・4・7


大和攻撃の敵艦に

突っ込んだのだろうか?

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背景の記憶(88)

故郷の夏の夜

戸と言う戸はすべて開けっ放し

八帖分の蚊帳を吊って

すばやく中へもぐり込む


ランプも消されると

月の灯りが異様に明るい

獲物を失った蚊たちが

蚊帳の外でブンブンとうるさい


寝付かれず

中庭に出てみれば

頭上は満天の星空

空気は澄み

星たちは手が届くかのように近い


イカ釣り船の船団だろうか

水平線のある一角が異常に明るい


小学生の僕は

まだ何にも分っちゃいなかった

身の回りで起こっていることなんか・・・

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背景の記憶(87)

着慣れない浴衣を着せられて

鼻緒が指に痛い真新しい下駄を履かされて

夏祭りに出かけたものだ

・・・・・・・・

でも

記憶の中でも

何かが欠けている

両の手を引かれて歩いた憶えがない

・・・・・・・・・

とは言いながら

きっと

父も淋しかったに違いない23.8.14花火.jpg

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お盆

炎天下のお墓参り

花筒の水も

すぐにお湯になる



しばらくすると

竹林に強い日差しも遮られ

日影が生まれた



よかったね

おかあさん・・・23.8.13墓地から.jpg

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月下美人

先週は・・・

開花を見逃してしまった



今宵は・・・

たしかに見届けましたよ

23.8.12月下美人.jpg

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