夜、電話あり。
お得意先からだ。
「ナベさん、実は娘の家のことなんだけど・・・台所のコンロの火が点かないらしいんだ。見に行ってやってくれんやろか。もう15年くらい経ってるしな・・・アカンかもしれんけど」
到着後、聞くと「電池は換えたけど点かないんですよ。」とのこと。
よくプラスとマイナスの間違いもあるので、確かめたがそれは大丈夫。
はて・・・?これはほんとに交換時期かな〜とも思ったが、ふと電池の接点部分に目が止まった。よく見ると、青いサビが付着している。これかな?
ハサミの先で擦り落として、電池をセットし直してみた。
すると・・・chi chi chi chiの音がして着火した!
「原因はこれだったようですね。もうしばらくは大丈夫でしょう。」
「ありがとうございました。ほんと助かりました。」
よかった・・・よかった・・・。
ついで話になるが・・・
よくガス給湯器が点かなくなった〜という電話もある。
そこで僕がよく言うのは、「本体の電源プラグを一回抜いて、もう一度差し込んでもらえますか?」
すると2〜3分後に「点きました!ありがとう!」というケースがかなりある。
マイコン内蔵の器具が増えた今日、この方法によってリセットされるのだ。
これは使用説明書にも書かれていることが多いのだが、書類そのものが無かったり、読まなかったりが多いのも確かだ。
これまた、ついで話になるが・・・
いわゆるガスショップ様は(皮肉交じり)、しっかり点検もしないで、製造年月日を見ただけで「あ、これはもう年季が来てますね。」というケースが多い。部品がないとか、高額修理になるとか言うのだが、部品は製造中止から7年間はあるし、共通部品というケースもあるし・・・
簡単に「ガス屋さんの言うことだから・・・」で諦めてはいけない。
またまた、ついで話をすれば・・・
器械は動いているけれども、燃費がやたらと悪くなっているというケースもあるので注意したいところだ。(電気製品なんかは特に!)