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もう一人の自分

あたかも十八の若者になったかのような

眼差しの自分がいる

そして、厚かましくも

語り掛けようとする衝動に駆られる自分がいる

引っ込み思案で

臆病者で・・・

そんな自分への後悔か

リベンジか

君はまぶしい

君は爽やかだ

君は・・・君は・・・

そして、僕はこんな思いに至る

あの時、思いのままに行動に移していたのなら・・・

自制とは何なのか

抑制とは何のため

後悔とはちょっと違う

もう一人の自分がいる

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posted by わたなべあきお | - | -

青の時代

「ナベちゃん、負け残ってるな〜」と、半ばからかい気味に言われる僕ですが、

たしかに的を射た言葉なわけで、自嘲気味に笑いを返すだけの僕なのです。

花村萬月の自伝的小説「百万遍 青の時代」の主人公(惟朔)の中に自分を重ね合

わせる僕がいる。暴力や過度の性的体験以外は、その内容がまさに酷似している。

家出、宗教施設、寝袋、ジーパン、長髪、ゴミのような寝場所、バイト(大丸)、

音楽喫茶店、ロックバンド「村八分」、異性との接点・視点・母性、、、を殊更に

避けた感じは否めないが、実際はほぼ酷似している。

 僕の場合は、殊更にさらりと客観視したところがあり過ぎる。と言うよりは、自

分をよく見せたいという飾る意識が強すぎるのだろう。本質を逃げていると言われ

ても弁解のしようがない。要は焦点の当てどころ、ズームアップの度合いの問題な

のだろう。少しの文才めいたものがあれば、それなりの自伝小説が書けたかもしれ

ない。そんな幼少期から青春時代への二十数年である。


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posted by わたなべあきお | - | -

心の深呼吸

病的と思えるくらいに、キーボードをたたく。

これは昔の父の、わら半紙への殴り書きと似ている。

習性と言えば習性…

母の死んだ夜でさえ、ペンを持ったのだから…

特定の誰かに対してではなく、強いて言えば

己に向かって、言葉を投げ掛ける。

そうでもしないと、内部爆発する想念の沸き上がり。

魂のガス抜き。

心の深呼吸。

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posted by わたなべあきお | - | -

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