港の雨に濡れてる夜は 想い出すんだ白い顔 二人で歩いたあの坂道も 霧に霞んで哭いている・・・ もうあの潮の香りが思い出せない もうあの満天の星空が思い出せない この半都会の匂いに、色に、染まり切ってしまったか・・・ 唐突に 遥か離島を旅する夢を見る そしてその沖合の青い、青い大海原に この身を投げ出す夢を見る それこそが我が故郷に帰ると言うものだ 母の懐に抱かれると言うものだ
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