「名も無き雑草」と言うと、「植物に名前のないものは一つもない!」と
植物学者さんに叱られる。もとい!僕が名前を知らない草花が、コンクリートや
アスファルトの隙間で、逞しく生きている。
野村克也氏ではないけれど、まさしく<雑草魂>を見せつけられ、これは
人間社会にも共通するものだと思い知らされる。
文字通り有名人、著名人は、世間にその名を知られて存在であり、その他大勢は
名はあるけれども、大衆や住民の呼び名のもとにひとくくりにされてしまう。
大方の有名人が、そのギャラの額や人気度で格付けされ、あたかもそれが
人間度の格付けでもあるのように報じられる。それを鵜呑みに信じてしまう側も
問題だが、然るべき人たちは、そこらの線引きは当然のようにさりげなく行って
いるのだろう。
人は人、私は私、あなたはあなた、僕は僕
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