賑やかな街中の一角の大学の裏側に 小さな子供向けの公園があった クラブ後のほんの10分間 僕たちはそこで話をするのが常だつた 微妙な明るさ…暗さ… その雰囲気が好きだつた 指と指を絡めあうだけ… 掌に字にならない字をなぞる 「なに?」の想いで目を見ると 声に出さないで「好き」と唇が動いた それから先の先なんて考えられない おぼこい青春の一ページ
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