賑やかな街中の一角の大学の裏側に
小さな子供向けの公園があった
クラブ後のほんの10分間
僕たちはそこで話をするのが常だつた
微妙な明るさ…暗さ…
その雰囲気が好きだつた
指と指を絡めあうだけ…
掌に字にならない字をなぞる
「なに?」の想いで目を見ると
声に出さないで「好き」と唇が動いた
それから先の先なんて考えられない
おぼこい青春の一ページ
Trackback URL : https://watanabe.xtr.jp/sb.cgi/2692
コメント