濃厚過ぎた15歳から25歳までの10年間
その中に僕のすべてが詰まっている
後は付録か?
僕は人生の付録を生きているのだろうか?
脱出、別離、脱出、別離・・・その繰り返し
自分の意志だけとは思えない不思議な力が作用している
彼女の言った「どうして苦しい方へ、苦しい方へ行くの?」は
僕にとっては必然だったんだ
選んだのではなく、課せられた道
そう思えてならない
僕を打ち負かしたと思っている奴は、悲しい道化師だ
僕を助けたと思っている人たちは、見事なまでの脇役だ
それらの上に君臨しようとは思わない
むしろ逆だ
僕は、まだまだ・・・
這いつくばって、這いつくばって・・・生きて行く
遠くに幽かに見えかけてきたトンネルの出口を
この目でしっかりと確認するまで