CRY CRY CRY

ひとつ山を越えれば
また次の山が迫る

ひとつ谷を渡れば
また次の谷に出くわす

野営のテントは破れて
雨風も凌げない

携帯が震える
確認しなくても分かっているさ

出れば
発する言葉が嘘となる

出なければ
なおのこと罪深くなる

迷路という認識はない
向かう方向は間違っちゃいない

如何せん
障害物が多すぎる

人力でしかも独りで
跳ね除けるには重すぎる

CRY CRY CRY

posted by わたなべあきお | - | -

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