背景の記憶(225)

もう半世紀を超えた今でも

あの詩が空で蘇る・・・

デパートの最上階の機械室

油の臭いとエレベーターのワイヤーを巻き上げる音だけの

あの薄暗い機械室で

きみはいつも呪文のように繰り返していた



   最高の塔の歌

あらゆるものに縛られた
哀れ空しい青春よ。
気むずかしさが原因で
僕は一生をふいにした。

心と心が熱し合う
時世はついに来ぬものか!

僕は自分に告げました、忘れよう
そして逢わずにいるとしよう
無上の歓喜の予約なぞ
あらずもがなよ、なくもがな。

ひたすらに行います世捨てびと
その精進を忘れまい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

          (ランボー)

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posted by わたなべあきお | - | -

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